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とやかく人に言われたくないという事と境界線


先日、ちょっとイヤな事があった。

でも、そのお陰で
私は、自分が何がイヤなのか(何を大事にしてるか)を思い出した。

相手の人は、私のためを思って、色々とアドバイスしてくれ、今の私において色々と指摘をしてくれた。

でも、私はなぜかとてもイヤな気持ちになり、なぜか否定された気分と圧迫感をものすごく感じてしまった。

そこで思い出した。



わたしは、とにかく、、、昔から
人から「自分の事について、とやかく言われるのが大嫌い」だったこと。

自分の事を自分以外の人が決めることだったり
アドバイスを聴くというのが苦手だ。

振り返っていくと・・・アドバイスされるのが苦手なのではなく、そこに【わたしの余白がないこと】がイヤなのだと気が付いた。


アドバイスは、自分が見えていない視点を教えてくれる事もあるから、存分に聞きたいと思うし、教えてもらえる事はありがたいと思いけれど


そこに【そのアドバイスをどう料理するかはあなたが決めていいんだよ】という【リスペクトなるゆとりのような余白】がない事が苦しくなるんだなと思った。


こういう時、怒りを感じたり、イヤな風に感じる自分がいる度に

人って、奥底では自分に対しての【自尊心】や【尊厳】があるのだなと思う。


言葉を変えると・・・リスペクトとは、私にとっては、【あなたの感じる事も意見も個性も大切にしている】その上でわたしはこう思うよという感じ。

何がイヤだったのか、何に違和感を感じたのか?
を振り返っていくと、

自分の庭や家を土足で
許可なく踏みにじられた感覚があった。

境界線を越えて、私が決める領域のことと
私の個性にも関わる部分でもあったからだった。

あぁ、昔にもこんな想いしたことがあると思い出した。

私の母はとても過干渉だった。

こちらが拒否しても
関係なく土足で入ってきて
母が思うようにしないと怒るところがあった。

こちらのペースやスペースや
プライベートは関係なかった。

今回の件は、母のようではないけれど
私がそう感じてしまった。

あぁ、境界線を越えられたから
イヤだったんだなと思った。

自分の領域に勝手に入られて、
あ~した方がいいと言われる事が
ものすごくイヤだという事を
過去友達に言っていた事を思い出した。

どうやら、私は自分のスペースや
ペースを乱される事が、すごくイヤなようだ。

わたしは基本的にあまり怒らないし、
受容的な面があるけれど

とても頑固者でもありながらも、
ものすごく他者に合わせると思われてきた。


でも、この出来事のおかげで忘れかけていた自分が浮かび上がってきて

私は、とても敏感な面があって、
特に自分の大切にしているものや

自分の尊厳を軽く扱われたときは、
自分でもコントロールが出来ないぐらいに
感情が揺さぶられて、泣いてしまったり、
怒りが湧いてきたりして

自分が一番したくない感情に飲まれて
相手に言葉を伝えてしまうということを過去、
何度か繰り返したこともあった。

そうなるのがイヤで、次は何かを感じたり
違和感や怒りも感じても
とっさに、それイヤだな。やめて。と言えずに
自分が何がイヤだったのかが分からなくなったり
うまく言葉に出来ないというようになっていった。

感情に飲み込まれるのがイヤで、
"そうならないように”する術として


自分の中で【ゆとりや余白】を
持つことを心がけてきた。


相手を思いやっているというより、自分が怒りたくないからだった。

自分の怒りで自分が疲れて壊れて傷つくからだった。

相手が入ってきそうになったら、
笑いでスルーして

アドバイスとして受け止めないようにしたりしてきた。


私はこうなってしまう自分が悪いんだと思ってきた。

人間だから、そうなる事はあるものだけど、

それは、自分にとっては心地よいものではないのだから、そんな心地よくない環境や人と付き合う事を選ばなくてもいいんだという事をようやく自分に許可できた。

これからは
もっと自分の気持ちを大切にして、自分に心地よい環境を与えてあげようと思った。

そういう風に感じてしまう相手とは
少し距離をおこうと思えるようになった。

昔は、そんな風に思えなかった。
そう、頑張っちゃうのだ。

いや、人間だもん。
想いや言葉がすれ違ったり
意見や価値観が違うときもある。
だけど、好きだったら仲良くすることはできると
思っていたから、頑張っていた。

無理していたり、誤魔化しているというより
努力するものだと思っていた。

でも、想いや意見が食い違うことや
価値観が違うことと
リスペクトのない対応は全く別物だと気がついた。

相手が長い付き合いであればなおさらだ。

わたしは、努力という名で
自分を大切に出来ていなかったなぁと
気がついた一件だった。

ふと、そんな時ある事に気がついた。
私の主人は、そういえば
私が、主人から大切にされていない。
軽んじられたと感じた事がなかった。

あぁ、だから色々あっても
ずっと傍にいてくれるし
傍にいたいのだなぁと思った。








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