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息子のひとことに初めて泣いた日。

つわりでダウン。息子のお世話ができない日々

息子が2歳の頃。私は第二子妊娠中でつわりに苦しんでいました。

つわりの症状はひどく毎日寝たきりで、息子の世話なんてとてもできる状態ではなく。

専業主婦のため息子が生まれてから毎日、べったりお世話な日々。

それがつわりにより一変。

息子もその変化にかなりストレスを感じていたようでした。

そんな生活が約2ヶ月。

ようやく私のつわりも落ち着き、一緒にお風呂に入ったり、おもちゃで遊んだりできるようになった頃のことです。

ある日の寝かしつけで

1日の終わりに一緒に布団に入っていた時。

息子がいきなり「ありがとう!…ありがとう!」

と私に言ってくれました。

もともと「ありがとう」とよく言ってくれる子で、「ごはんをつくってくれてありがとう」など私も親に言ったことがないようなことをサラリと言ってくれる子なのですが、今回の「ありがとう」は私にも心当たりがなく…。

「ありがとう?何にありがとうなの?」と息子に聞くと

「げんきになってくれて、ありがとう!」

とひとこと。

つわりが本当につらく、息子の世話ができないことへの罪悪感があり、こんなに息子に我慢させるなら妊娠しないほうがよかったかな…というぐらい思い詰めていたこともあったので、この一言に思わずぽろぽろ泣いてしまいました。

おそらく、元気になって良かったねということを言いたかったんだと思います。

それを「ありがとう」という感謝の言葉で伝えてくれたことに、息子のやさしさをひしひしと感じました。

本人は喋れる・知っている言葉を並べたのでしょうが、まだ限られた少ない語彙しか持たない息子の一言は、私にとって本当に嬉しいものでした。

おかあさん、あなたのその一言きっと一生忘れないからね!ありがとう。


#やさしさを感じた言葉

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