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昔のブログから自分を思い出す(後編)〜創った世界を振り返る

ハタチ前後の自分は、
どうしようもないヤツだった。
勝手すぎるくらい自由だった。

自分の感じたままを表現していて、誰にどう思われるかなんて気にしてる様子がなかった。

でも周りから愛されてるんだな、すごいなって思った。

たった今こんなことがあった、むかつく
次の給料まで210円しかない
朝まで飲んでバイトサボった
寝坊しまくり
自分はなんてばかなんだ
悔しい
怒られた
まぁいっか
私は悪くない
誰か飲みに行こう
誰とどこで飲んだ
酔って寝ゲロした
こんな楽しい時間を過ごした
ライブに行った超幸せ!
〇〇って最高なんだよ(友だちとか名指し)

好き、嫌いにまっすぐ
心の声をそのまんま吐き出していた。

こいつほんととんでもねーヤツだな
でもなんか憎めないな
愛されてんな
すごいな

・・・

私にはできないな

・・・いや私じゃん!

となりました。笑

17年経って、時代も変わったと思うけど
(当時はmixi時代)
ブログをやっている人も今ほどいなかったし、自分の発信を他人が見るってことも今ほどなかった。


私は自己表現に抵抗がなかった
自分を信じることへの抵抗が少なかった

感情の波に乗って、
時に現実に抗ったり
時に殻にこもり
時に人に甘え

ちくしょー!って自分のダメさを認めて
大好き!ありがとう!幸せ!って喜びを噛み締めて

超素直。

バカで自由で
でもやらなきゃいけないこととの葛藤に悩んで
自分のしたいことのために勉強して働いて
迷惑かけて
愛し愛されて
一生懸命生きてました。

最後のブログは、ワーキングホリデーでオーストラリアに行く10日前だった。

その一年後、21歳で帰国した私は、

自由って?
働くとは?
思いつきで動いちゃいけないの?
ちゃんとしなきゃいけないの?
あれれれれ?

理想と現実とのギャップに苦しみました。

環境が変わり
遊び方が変わり

それでも本質は変わらないので、自分の社会不適合ぶりに嫌気が差しながらも頑張ってたし楽しんで生きてた。

そのうちに
兄が亡くなり
自分はこのままでいいのかと思うようになり
その頃25歳

自分より他の何かを優先する割合がどんどん増えていき

結婚した。

子ども3人産んだ。

結婚相手は、それまで私の世界に存在しなかった対極の人種。家族親族みんな。
”真面目で安定で社会的な信用のある人”

「ちゃんとしなきゃいけないのかな?」
って私が潜在意識で感じていたことで現れたんだと思う。

私に潜在意識や宇宙理論の世界を気づかせてくれた人から言われた。
「のんちゃん、体験してみたかったんだね!」

”世間一般的にちゃんとした自分”をやってみる!
いってみよう!やってみよう!

そんな体験期間だったんだなぁと、
11年後に離婚した私は今思うのです。笑

そんでおなかいっぱいになったので
体験期間を終了して次の体験をしているのです。

おもしろくないですか?笑

全部自分が創った世界なんだなって思います。
全ての経験を経て今の私がここにいる。

そんで今、勝手なくらい自由だった自分のブログを読んで、現在地を確かめている。
当時の私を知っている友だちと連絡を取る機会も増えた。


今あんな生き方がしたいかというと、そうは思わない。
酒の飲み方も若いしいつも金欠だし。笑

でも
直感に従って今を生きていた、
あの感覚はイイなぁってワクワクする。

自分の中にあるんだと思う。
抑え込んでたあの感覚が、出てきたくてうずうずしてる感じがある。
ちょっとずつ思い出してきてる。

私を思いだせ!
って
過去の自分が言ってる。

そして
私を超えていけ!とも。


写真は友だちが作ってくれたもの。
結婚前、バーでの仕事中、お客さんがその子だけだったときのだと思う。
羽が生えてる。自由。
その子からはこんなふうに見えてたんだって。

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