自分が経験したことしか言わない

これはやろうと決めた。
整体で出会った、ネパールに看護学校を作り84歳の今も現地でご活躍の素敵な先輩が言ってた。
整体の先生、この方もまた84歳で今も現役の先輩からは、私が指導をする側になった場面で、知ってることだけ伝えればいいのよ大丈夫、と言ってもらったことがある。

見聞きした知識を、まるで自分の知恵のように発信発言してしまいがちだった。
でも、私は大きな病気をしたこともギックリ腰になったこともない。
施術しながら、お相手の体と心の声と向き合って、それを通して自分の経験とするしかない。
妊娠出産に関わる色々など自分が経験したことは言える。
それでもそれも十人十色だからやはりお相手をよく見つめなければいけない。

たとえば胆石のある人に、竹炭を入れた水を2L飲むと溶けますよとか、体験してないからわからないし。
こういう前例があるんですけど、やってみると変化感じられるかもですねみたいな。
あんまり言い切らないのも不安にさせちゃうのかなと思いつつ。笑
でもこうすると逆子が治りますよは自分の体に起きた経験と、施術した経験から言える。
経験してないことを経験したように伝えるのは自分が嘘ついてるみたいでこれじゃ自信持てないなと思った。
経験浅いんだから先輩たちの経験を聞かせてもらうことは貴重。本や人から学ぶことは必要。
だけど経験浅いというのは先人と比べてだから。
最初からすべて経験してる人はいない当たり前だけど。
比べる必要はなくて、今の自分を認めて知らないことは知らないと言うほうが誠実だし自分を信用できる。
自分を信用してない人が人から信用されるなんてない。
自分に嘘をつかない。自分は自分なんだから自分のままでしかいられない。
もっと経験したい。でも焦らない焦らない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?