秦谷美鈴のことがちょっぴり嫌いになったというお話
学園アイドルマスターのメインストーリー、意外と面白くてついつい見てしまいます。第4章は衝撃的な展開で…キャラに対する理解がもっと進みましたね。
さて、今回のタイトルは穏やかではありません。それほどまでに4章の秦谷美鈴は、正直自分にとっては地雷でした。今回は4章の感想ベースで、ここで何を思ったかを書き綴っていこうかなと。無論、ネタバレを多く含むので、観てから見てください。
直接対決
本章は信号機組とライバルの直接対決が舞台でした。手毬と花海にとっては負けられない因縁の戦いで、本番直前でもそんなことを言っていましたね。
特に花海は個別コミュの方でも妹に対する本音を吐き出していましたね。そんなこんなで挑んだ対決は…
負けていましたね、あっさりと。驚きましたよそりゃあ、勝つだろうと思っていた訳ですから。負けたあとの信号機組の反応は三者三様でした。対して因縁も、負けられない戦いも無かったことねは悔しがってはいるものの、切り替えて次を考える余裕があり、手毬は「マイクスタンドを振り回して大暴れしたい気分」になりながらも反省会をしようとまだ戦う意思を見せます。対して花海は…次なんてあるわけない、と、完全に心が折れていましたね。負けられないのに負けた、負けたくないのに負けた。ここの花海は痛々しくてみていられませんでした、その後の姉として振る舞うところとかもう…ただ、そんな花海を手毬が容赦なく糾弾したのはかなり手毬に対する株が上がりました、その後も…。
さて、ようやく本題です。花海とは別に、手毬にとっても負けられない戦いでした。秦谷美鈴との対決です。ここで少し手毬について話しましょう、手毬は燐羽、美鈴と「Syngup!」というユニットを組んでいました。その人気は凄まじいもので中学時点ではトップアイドルと呼ぶに相応しいほどの実績を残しています。
そんなSyngup!ですが、世間では手毬のワンマンユニットと認知されていました。ですがその実態は…燐羽と美鈴との実力に圧倒的差がある手毬を、2人が介護していただけの話。これがことねとかであればまだ良かったと思います。後ろめたくは思うでしょうが、実力ある子と組めてラッキーというふうに思うでしょうから。RE:IRISがそんな感じですしね。ですが、手毬は自分が足を引っ張っていた現状に我慢ができなかったのです。自分が自分よりもっとすごいアイドルの足を引っ張っている、自分よりもっとすごいアイドルが自分のレベルに合わせてくれている現状に。さらに、その2人が優しすぎるせいで、手毬が2人に追いつこうと頑張ろうとしても「無理しないで」と頑張らせて貰えない始末。最終的には手毬が限界を超え、Syngup!は解散してしまいました。
手毬が許せなかったのは、2人に介護してもらう現状を変えれなかった自分と、全てを滅茶苦茶にしてしまった自分。あとは、「余計なことすんな」とか「天気いいしレッスンサボって寝よう」と頑張らせて貰えなかった燐羽と美鈴です。
そんな手毬にとって、自分よりもっとすごいアイドルである美鈴を負かして、自分を好きになる絶好の機会を、逃してしまいました。それでも諦めず、次勝つために走ることをやめない手毬に、筆者は魅了されてしまいました。
傲慢10、素行0
最近配信された秦谷美鈴の紹介映像では、傲慢10、素行0が目立っていましたね、正直クソ面白いですが、今回に限ってはあまり面白く感じませんでした。
美鈴は優しい子であるのは間違いありません。それはコミュをみてもよくわかります。しかし、手毬とユニットは絶対に組めません。何故なら、秦谷美鈴はとことん傲慢だからです。
4章を見てみると、手毬に対して親愛とはまた違った感情を抱いていることが分かると思います。それは、母性愛です。え?手毬は赤ちゃんだしあってるだろって?まあそうなんですが。敢えて言うのであれば、何処へも行かぬように子供部屋の中にずっと閉じ込めておく母性と言いますか、飛び立とうとする小鳥を閉じ込めておく鳥かごと言いますか。そんな美鈴ですが、手毬との会話のとき、筆者はこう言っていると感じました。「お前はどれだけ練習しても私には追いつけないのだから、大人しく私とユニットを組め。私がお前をトップアイドルに導いてやる。」と。そりゃ解散しますよ、手毬はそんなこと望んでいないのですから。結局美鈴は手毬のことを対等と見ていないんです、矮小で庇護すべき存在とみているんですね、だからユニット時代も手毬だけが全力で、美鈴は本気を出していなかった。トラブルに対応するためなんですが、それも介護のようなものですからね。まあ手毬の個別コミュ見てる感じ、それだけでは無いと思うのですが…そこは美鈴の個別コミュで解明されて欲しいですね。
信号機なんかよりも、自分たちの方がよっぽど良い、どれだけ頑張っても手毬は私に勝てるわけが無い、それなのにまだ私に走らせる気か?
これら傲慢レベル100のような発言と、手毬に対する考え方が、筆者の癇に障ったのです。
月村手毬から、目が離せない
手毬やっぱ好き。手毬は自分のことをクールとかほざいてますが、どっちかというと熱血ですよね。どれだけ打ちのめされたとしても諦めず、仲間にももっと頑張れ!と発破をかけられる存在。トップアイドルになるという夢に向かって、ただ我武者羅に突き進む存在。やっぱ好き…どうしてこんなにカッコイイ要素があるのに、アイドル以外のことではあんな惨状になるんでしょうね…そんな手毬も好きですが。今までも手毬が好きだったのですが、今回でもっとすきになりました。今度こそ美鈴に勝ち、自分を好きになって欲しいものです。