格ゲーの段階のお話
以前書いた記事で初心者は小難しいテクニックはいらないというような話をした。しかし、じゃあどんなことを最初練習すればいいの?という疑問がわくと思う。筆者が格ゲーをやっていく中でこのランク帯ではどのようなことが必要だったのかを本項では語っていきたいと思う。
スト6の人口が多いだろうからストで例えていきます。
プラチナまで
立ち回りを考える必要はありません。飛び通してインパクトを振ってれば勝てるでしょう。・・・というのは半分本当なのですが、そううまくいく話でもないと思います。特に初めてばかりの人。
といいつつも、初歩的なところを間違えなければ勝てるというのもまた事実。意識すべきは「コンボを落とさないこと」「対空を意識すること」「起き攻めルートと起き攻めの仕方を覚えること」の3つです。
コンボを落とさない
まあ、言葉の通りです。中足ラッシュコンボだったり確定反撃コンだったり。軽視されがちですが、格ゲーは火力はかなり大事です。立ち回りで勝たなければいけない回数が減るわけですから。
一つポイントとして、〆はちゃんとしましょう。例えば、ルークのコパコパ弱フラ〆とか。なぜかというとそのあとの状況が変わってくるからです。これは3つめの起き攻めにもかかわってきます。
対空を意識する
「そんなん言われてもできないもんはできねえよ!」なんて人がいるかもしれませんが、できます。断言します、意識すればだれでもできます。
まず、初心者帯ではとりあえず飛ぶという人がかなり多いです。地上戦が分からないという人が多いからですね。ですので、ちょっと遠くで様子見してたら飛んでくる・・・ということが多々あります。
また、試合を通して相手の癖を見極めるということも重要です。いわゆる人読みですね。全然飛ばない人相手に空中をガン見してても意味ありませんよね。インパクトにも同じことが言えます。画面端でインパクトこすってくる相手にはあらかじめインパクトを備えておくことが重要です。相手によって割くべき脳のリソースを考える必要があります。
起き攻めの最適化とルート確保
かなり重要です。格ゲーは起き攻めでダメージを稼いで勝つゲームといっても過言ではありません。1つめのコンボの話で〆はちゃんとするという話がありましたが、その理由がこれですね。
ルークの話をします。ルークの中足ラッシュコンでは二通りあって、「中ジャスト>弱ジャスト>強フラ」と「中ジャスト>弱ジャスト>最速ノーチェイサー(空振り)」というコンボがあります。一つ目のほうがダメージは大きいですが、画面中央ですと距離が離れてしまうため起き攻めはありません。しかし、二つ目のコンボはダメージが小さいのですが密着+7という状況をつくる・・・つまり、どこでも起き攻めが可能なルートとなっております。
一つ目のコンボでも画面端であれば密着状況を作れるため起き攻めができます。状況によってコンボを変えることが重要ですね。
そして肝心の起き攻めではどうすればいいの?という話ですが基本的には投げ重ね、打撃重ね、投げ釣りの3つです。
投げ重ねは一番手っ取り早くダメージを稼ぐことができます。これに対する相手の防御手段は遅らせグラップ、前ジャンプ、バクステの3つになりますが、遅らせグラップ以外は打撃重ねに負けます。相手がそのようなリアクションをとったら次の起き攻めでは打撃重ねを選択しましょう。
また、投げ釣りは遅らせグラップに勝つことができます。投げスカのモーション中はパニカンになるので手痛いコンボを食らわせることが可能です。
起き攻めの強いところは重ねてからも攻めが続くことです。例えば相手の起き上がりにコパを重ねてから投げに行くとか(当て投げといいます)。こういうふうに崩しの手段が豊富にあることが起き攻めが強いとされる要因の一つです。ぜひトレモで起き攻めルートのオートマ化を目指しましょう。
おまけ 無敵昇龍について
ちなみにリバサ昇龍ですが・・・様子見しか勝てる手段がありません。しかし、リバサ昇龍を通されたからと言って起き攻めを放棄し様子見しかしない・・・というのはもったいないです。というか、リバサ昇龍のリターン自体はあまりないのでリスクリターンで考えたら起き攻めしたほうがいいです。(まあ昇龍で死ぬ体力とかだったら話は別だけど)
ちなみに、どこでも無敵パなすようなおろかんちゅにはちゃーんと様子見して処刑しましょう。これも対空の項で話した、「人読み」です。
舐めた相手に勝つというのは、実に気分のいいものです。
結局攻め
ここまで読んでみて気づいた方がいるかもしれませんが、全部自分でどうにかできることで、攻めのことだけしか書いてません。結局格ゲーで一番大切で一番簡単に習得できるのが攻めなのです。特に起き攻めはただルートを覚えるだけなので、一番簡単かと。対空だけ少し難しいかもしれませんが。ただ最初はできなくても意識するということが大切なんです。頑張りましょう。
マスターまで
さて、ダイヤ、マスターでは相手も強くなってきてるので攻めだけでどうにかできるというわけにはいきません。ここからは防御テクニックや少しのキャラ対も重要になってきます。
といっても、前述した攻めも重要です。特に起き攻めは相手の防御が固くなってると思うので頑張って読みあいを回しましょう。
防御テクニック
ファジーコパンや遅らせグラップなど、様々な防御テクニックがスト6にはあります。投げ釣りをする人相手に中足あばれをするというのも一種のテクニックです。
強いテクニックは多くあるのでどのような行動があって、相手のどのような行動に勝てるかというところを調べて練習しましょう。
キャラ対
このゲームはヤバイ技が多すぎます。ホンダの百貫しかりベガのタブニーしかり。せめてそういった技に対する回答は用意しておきましょう。今まで対戦していてどんな連携にむかついたか、どんな技に苦しんだかというトラウマを武器に変えましょう。たぶんプロの方が対策動画上げてると思うのでそれ見ましょう。
セットアップ
ベガの強マインつけてからの、あれみたいなもんです。用途は様々で、崩しだったり攻め継続だったり詐欺とびだったり。時間があったら調べてみましょう。自分のセットアップを相手が知らなかったら初見殺しできますよ。
リーサル判断だったりゲージ管理だったり
相手の体力を0にすれば勝ち・・・というのはおわかりでしょう。ただ、これは逆に言えば相手の体力が1でも残っていればそこから負ける可能性があるということでもあります。
セルフバーンアウト含めた最大コンボをできるようにしておきましょう。そしてリーサルだと感じたら最大コンを決める準備をしておきましょう。
そして、ゲージ管理ということも重要です。いらないところでセルフバーンアウトするなというのもそうですが、相手のゲージも目にとめておきましょう。相手をバーンアウトさせれそうだなと感じたら一気に攻めてバーンアウトさせるなどできれば勝利への近道となります。
まとめ
再三言いますが、マスター行くだけだったら小難しいテクニックは必要ありません。キャラには勝ちパターンというものがあります。最初はその勝ちパターンに従ってゲームメイクをしていきましょう。強いて言うなら、ランクを回していく中でこのテクニックができていれば勝てていた・・・という試合が多ければ練習してもいいかもしれません。