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【一駅日記】夏終わり。 - 2022.08.16(火)

夏といえば、と考えた時にsuchmosとかミセスとかORANGE RANGEとか。
色々浮かぶけど、そうじゃなくて、私にとって夏ってサザンでしかない。
あ、そうじゃん、そうなんだよね、suchmosじゃないんだよ。
って思い返した8/14の日曜日。


訪れたのは逗子葉山。
無意識に逗子海岸の波に足を浸して、涼んでいたけれど
私の目的は海に来ることじゃない。

今年履き潰すためのゴム草履を買うためにやってきた。
それもこれも、翌週行く、伊豆・白浜旅行のためなのだ。
我が家族と、他の4家族と大所帯でもう何十年も続けて、毎年行っている砂浜なのだけど
去年はちょうど緊急事態宣言が出て、海に入ることのないまま終わった夏。
そんな夏は不完全燃焼が過ぎる。

だから今から準備を進める私。

普段海にも来ないような、若者たちが電車の車内で騒ぎ立てている様子を横目に、私はゴム草履を目掛けて浮き足立っている。

忘れていた、私はアウトドア派だった。
この2年、どこにも行けず、パソコンと向き合うだけの日々ですっかり忘れていたよ。
私は外で遊ぶことが何より好きなんだった。


仕事がどんなにこじれようが、トラブルが起きようが、今週の私は無敵。
なぜなら、週末、海に行くから。
ずっと、天気予報を見て海辺の状況をチェックしていることは秘密。
陽射しはどれぐらいあるだろう、日焼けできるかな、波乗りはできるかな。
毎年海辺で撮ってる家族写真も撮らなきゃ。去年撮れてないから今年はいつもより笑顔にしなきゃな。
そんな心があれば、仕事なんて屁でもない。


なんてことを考えていたのに。
父がコロナ陽性になりました。
今年の私の夏、終了。
一人暮らしだから何もできないもどかしさも抱えつつ。
ただ、私の夏は終わりました。
来年行けるように父と母には元気でいてもらわねばならぬ。
負けるなよ。父。

サザンを教えてくれた父、また海行こうな。

今夜は希望の轍しか聴きたくない。

風の詩よ黄昏よためらいの道
波の音は今宵もブルー
愛しい君の名を誰かが呼ぶ
ため息の中にほのかな
あこがれが寄り添う
愛されるために
羽ばたくようなBaby love

#一駅日記 #希望の轍 #げんべい #夏が終わった

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