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【一駅日記】ローソンのメロンパンは1日だけ美味しい ー 2022.12.27
帰りの電車一駅分の時間で、1日を振り返る一駅日記。
ローソンのメロンパンにハマっている。
というより2022年一番食べたのはきっとこのメロンパン。
朝は決まってローソンのメロンパンと、バナナ味のプロテインを身体に流し込む。
このメロンパンは美味い。
カリカリのメロンパンが大好きな人にはたまらないのです。
ただし、美味いのは1日だけ。
ちゃんと見てないから知らないけど、
おそらくローソンのメロンパンの賞味期限は製造から4日間が最長。
だけど、美味しく食べられる時期は店頭に並んだ日だけ。
つまり、4日後の期限になっているメロンパンに出会えるとラッキー。美味いメロンパンに出会える。
3日後、2日後に賞味期限を迎えるメロンパンだと満足ができない。ただのぐちゃっとしたメロンパン。
最近のコンビニパンで、出来立ての美味しさを感じられることなんてなかなかなかったから一周回って感動している日々。
メロンパンの賞味期限を気にすることから私の朝は始まる。
2022年、どんなことに腹を立てたか、ふと考えている。
それはいま、腹を立てているから。
思い浮かぶシーンがいくつかある。
どれも相手は別なのだが、共通することもある。
2022年、1番の学びはなんだろうかと、ふと考えてみる。
それはいま、この怒りを怒りのままで終わらせたくないから。
正直、そんなすぐには頭に浮かばない。
だけどこの一年を解剖すると、怒りも虚しさも悲しさも、全てを通じて学んだことは恐らくこの一つに行き着く。
"社会のあちこちにうじゃうじゃいるマウントを取ってくるおじさんやおばさんたちのプライド・過信の根拠はただ長く生きてきたからというだけのこと"
って点。
大人ってすごい。
「青春だ!」「経験だよ!」で全ての感情を押し殺そうとしてくる。
歳上だからなんなんだ。
先輩だからなんなんだ。
プロだからなんなんだ。
あなたがいま実情を知ろうともせず「微笑ましいね」と思ったその陰で人が死にかけている。
「若いっていいなぁ」と無責任に宙に放ったその言葉で、射すはずだった光が消えかけていく。
なぜ声をあげたのか、なぜ叫んでるんだ、なぜ、なぜ。
どうしてその「なぜ」をあなたは持てない。
なぜだ、なぜなんだ。
見たことのない景色はこの世に存在しないことにされるのか。
手の届く範囲にいない人は、マイノリティに勝手に分類されるのか。
なぜ、目の前で起きていることを、目の前で起きていると自覚しない。
なぜ、膝を抱えて蹲るその光景をフィクションだと言い放つことができる。
なぜ、自分が真っ当な立場にいる気になれるんだ。
いまの社会には想像力が足りないという人がいる。
でもきっと正しくは想像力"も"足りない。
文脈を汲み取る読解力も、他者の存在を感じ取る認知力も、問題を問題と思っていい豊かさも、傷が増えている自覚も。
いいんだよ痛いって言って。言えばいい。
痛くないよ、って言ってくるおっさんなんてはっ倒してしまえ。
あの人の方が痛いよ、って言ってくるおばさんもはっ倒せ。
みんなではっ倒していこうよ。
そんなことを思いながら、2022年を終えることになりそうだ。
きっと、一度立てた中指はしまう必要はなくて、
中指とともに生きていけばいい。
何本あったって足りない世の中だ。
中指足りてない人がいたら貸してやれ。
みんなで空にぶち上げてやれ、その中指を。
今夜はtiny yawn「time」とともに。
気付けばもう随分遠く来たような
ああ、終点か
昨夜のことは忘れたいんだ
こんなふうに過ぎていくけど
まあ大半は思うようには行かないな
最近どうだ 心残りはまだあるの?