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恋愛リテラシー

先日友達に
「みどりちゃんは恋愛リテラシーが低いと思う」
と言われた。

言われればそうかもしれない。
20代前半で結婚したし、30代の恋愛経験は2人。
一人は10年以上彼女がいなかった人で、もう一人は自分に自信がないけどプライドが高く女性には困ったことがないと豪語する人だった。

二人とも、私のことが大好きで、結婚をしたいと言っていた。
一人目の人にはプロポーズもされて、彼は一緒に住む中古マンションを購入して私の思う通りにリフォームして、同棲をした。
二人目の人は割愛するが、付き合い始めて数カ月で私の結婚したい気持ちはほぼなくなっていた。
パートナーとしては一緒にいても、籍を入れようとまでは思えなかった。

一人目の人となぜ結婚しなかったか。
単純に好みじゃなかった。
とても優しかったけど、スイッチが入ると気性が荒く、モノに当たったりと不快な面があって、プロポーズは「そのうちね」と濁して受けたような断ったような曖昧にして、今じゃない今じゃない、と心の声を感じながら受け入れられる日が来るのを待った。
でも、好みじゃないし気性が荒い人を受け入れられるはずもなく、ある日突然「ここにいたらヤバい!」と思い、彼が仕事のうちに荷物を全部車に積んで実家に逃げ帰った。
人生初の夜逃げをした(笑)

二人目の人は、とにかく自分勝手。
そのままの自分を受け入れてほしい、それが強く
私からのNOやちょっとした注意を激しく嫌った。
プライドが高い故に、「分かっているけどできない自分」を指摘されるのが気に障ったのだと思う。
時には私が何も怒ってないのに、一人でキレて大喧嘩になることもあった。
その度に「俺は分かってもらえないから一人になる」と言われ、それが可哀想で一人にしたくなくて、自分が我慢することで関係を保っていた。

改めて振り返ってみると、まったく成長していないなと我ながら思う(笑)
自分の違和感を伝えれられず、相手のペースで付き合って、自分の中でフラストレーションを貯めていく。
自分で自分を傷つける。
犠牲を選んでおきながら、最後は相手をズタズタに傷つけて終わらせる。
まあ、なんとも酷い女である。
一人目の彼には本当に未熟で申し訳なかったと思う。
違和感を感じながらも「離婚後の私を受け入れてくれる人はこの人しかいないのではないか」そんな私の自分勝手なワガママで振り回してしまった。

ちなみに、chatGPTに恋愛リテラシーとは?と聞いたら次のように答えてくれた。

恋愛リテラシーとは、恋愛において冷静な判断をし、健全な関係を築くための知識やスキルのこと。

恋愛リテラシーのポイント
1. 自己理解と自立:自分の価値観を知り、相手に依存しすぎない。
2. 相手を正しく見る:感情に流されず、相性や誠実さを見極める。
3. コミュニケーション:素直に気持ちを伝え、察してほしいと思わない。
4. 境界線を持つ:無理な要求は断り、自分の時間や価値観を大切にする。
5. 恋愛の現実を理解:「運命の人」はいない、恋愛は努力と成長も必要。
6. 依存・執着を防ぐ:恋愛だけに人生をかけず、自分の軸を持つ。
7. リスク管理:誠実な相手を見極め、詐欺やモラハラに注意する。

恋愛リテラシーを高めると、無駄な恋愛で傷つくことが減り、幸せな関係を築きやすくなる。

自分のリテラシーの低さに笑ってしまった(笑)
私の最大の欠点は、自分を殺してまで相手を受け入れてしまうこと。
相手が心地よければ、私が心地悪くてもしょうがないと思ってしまう。
それで関係が続けばそれでいいのだと、依存に陥る。
でも、自分をずっと殺して生きるなんて不可能で、限界がきて爆発する。
相手は何が起きたのかわからず、狼狽えて話し合いにならない。
爆発した私は愛想が尽きているので、元に戻ることは難しい。

結婚生活もこれだった。
自分を出せるように別れたのに、離婚後もまったく同じことをしていた。
癖というのは怖いものである。
誰かといる時には自分を出さずに生きる、そんな癖がついてしまっていた。

私が相手にとって都合よく過ごしていれば、相手は快適で優しくしてくれて、関係も良好。
でも自分が限界を迎えて、一人になる。
誰もいなくなったら寂しくて、誰かを求めて吸い寄せられる。
離婚後の恋愛の始まりは両方これだった。
自分で自分の満たし方を知らなかった。

そんな私だけど、自分の満たし方がようやくわかってきた。
自分が何を求めて何を求めていいないのか、何が好きで何が嫌いなのか。
自分の心地よさが分かるようになってきた。
流される時間の中で見ていなかったものが、今は見れるようになった。

自分の好きな自分が見つかった私は、きっともう失敗しない。
相手に合わせることは必要なことだから、これを辞めることはしないけど、それ以上に自分の心地よさを優先する。
必要以上に相手に譲らない。
自分は自分で守る。
私らしい私を拒む人に、横にいる資格を与えない。
私の笑顔を奪う人との関係を無駄に長く続けない。
違和感を感じたら無視しない。
相手を尊重しながら、自分の時間と価値観を大切にする。
これらを忘れなければ、きっと次はうまくいく。

でもその前に何より重要なのは、
寂しい時に付き合わないこと!
心地よく過ごして笑顔でいる時に惹かれあった人をパートナーにする。

過去は私の恋愛リテラシーが低いのか、相手の人間力が低いのか、それはまあ、どっちもどっちな気がするけれど、自分のダメさを改めてまとめられて、自分を振り返るいい機会をくれた友達に、ありがとうと伝えたい。

会うたびに気付きをくれる大好きな友達。
私の知らない世界で、知らない価値観で生きているから、彼の思考は新鮮でとても面白い。
私は彼の話を聞くのが大好きで、そんな彼とも心地の良い関係に戻れたことを、とても嬉しく思う。

私が私を大切にして、私を大切にしてくれる仲間を大切にする。
自分らしく私が好きな私で日々を過ごしていたら、それを大切にしてくれて想いを分かってくれる人が現れるのではないかと思う。
お互いがお互いを大切にして、高めあえる人。
そんな人と出逢える日が来ることを心待ちにして、何があってもブレない自分軸を築いていく。

パートナーがいるから寂しくない、のではなくて
パートナーがいるから生活がより豊かで楽しい!
そんな価値観の人と出逢えたらきっと幸せ。

信頼できる大好きな仲間にそんなパートナーを紹介できるよう、自分の機嫌は自分で取っていつでも自分を整えておく。
寂しい時や困った時には友達に頼る。
恋愛リテラシーを高めるには、そんな土台がなにより大事なのかもしれない。

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