⑦平形佐和美さん(Kimidori Farm & Kitchen/地域コーディネーター)
こんにちは。
今回は、Kimidori Farm & Kitchenと高山村地域コーディネーターの平形佐和美さんにインタビューさせていただきました。
佐和美さんは、これまでKimidori Farm(有機農家)の方でもお手伝いをさせていただいたり、小・中学校の英語教室でもお手伝いをさせていただいたりいろんなところで関わらせていただいていました。
佐和美さんのことを色々知っていると思っていましたが、インタビューをしてみると今まで聞いたことのなかった話がたくさん出てきたので驚きました。
佐和美さんの魅力は、個人的に人の小さな変化や場の変化に気付いて指摘をしたり、配慮をできるところだと思っています。農作業の休憩の際などに、疲れていないか、このお茶菓子は食べれるかどうかなど聞いてくれるので、いつもすごいなぁと思っていました。
英語活動を積極的に村で取り組まれているので、その一面も目立っているのですが個人的にはそこが素敵なところだと思っています。
なので今回は、その佐和美さんの魅力と繋がっている気がする趣味のことを多めにお聞きしました。記事の最後の方は緑の写真でいっぱいになっていると思います(笑)
高山村に来てから
ー 今日はよろしくお願いします。
佐和美さん:よろしくお願いします。西山君と喋るときって、西山君の悩み相談が多かったじゃない。なんか新鮮だなぁ。
ー あ!確かに!僕から、聞くことはあんまりなかったなぁ。
大体、夜ご飯を食べにお邪魔すると僕の人生相談や悩み相談に付き合っていただいていました。
ー 改めて、高山村にくるきっかけを教えてください。
来るきっかけは結婚です。
都内の小さな診療所で働いていて、キヨさん(旦那さん)と結婚することになってこっちにきました。
3月31日に結婚して、4月1日に俺就農するからと言われていて、キヨさんは農業やったりNPOしたりしていました。
ー めっちゃ激動ですよね。結婚して就農して仕事して妊娠して(笑)
そうだよー。引っ越してきて、仕事して。自分はほぼノープランできてるから超ベーシックしかないわけじゃない。
ー 本当にすごいですよね。
高山村に来てから時間過ぎるの早いとかはなかったですか?それだけストイックに詰められていたらと思うんですが、、笑
並べてみたらいっぱいあるけど、他のことをしなくなかったからそんなに忙しい感じはしなかったかな。最近の方がよっぽど忙しいよ。その頃の方が余裕があった気がする。
ー そうなんだ。
長男生まれたあとに次男が生まれて、次男がまだ生まれて6ヶ月くらいからウーファーさんたちの受入が始まったから。でもうちはウーファーさん達がいたから子育ても助けてもらったような部分もある。
Kimidori farmさんではWWOOF(ウーフ)を受け入れられています。(現在は受入休止中)
ー なぜそこまでアクティブに活動できるのですか?
上手くいえないんだけど、カナダで経験したことや、培った言語力などは自分の大事な軸だと思っているから、そこを活かしたこともしていきたい。そんなことを考えている時に元美さん(もう一人の地域コーディネーター)に声をかけてもらった。そこに感謝もしてるから、こんな私でもできることがあるよっていうふうに見出してくれた人たちの役に立ちたいっていう思いがあるのかな。
すごくアイデンティティを大事に生きていきたい。
佐和美さんの自分の軸を持って生きていく力はすごいと思うし、農業もやりながら国内外の交流を作っていくその姿が素敵だなと思います。
観葉植物
ー 趣味はなんですか?
今年の3月から観葉植物にハマっています。
ー おーマジですか。何を買いました?
一番最初に買ったのはベンジャミンバロック。わかります?
ー へー、(スマホのベンジャミンバロックの写真を見ながら)これあんまり見ないですね。
すごい気に入っていて、でも日当たりのいいところに置いていると日当たりのいい方だけ元気にわーっと伸びたりした。
ー あー、これいいですね。
いいんだよー!やっぱ植物はかわいいよ。
ー 他は何がありますか?
ガジュマルとカポックとパキラとサンスベリアと、、、
ー めっちゃある(笑)
剪定してあげたら、葉っぱがもったいなくて土に刺してたら新芽が出てきて、(満面の笑みで)めっちゃ嬉しい(笑)
びっくりするくらいの笑顔だったので、こちらも笑ってしまいました。
植物育ててますか?
ー 1つだけ観葉植物を育てています。高山村の寒さにも、耐えられそうなやつ名前忘れちゃったけど。
もし嫌じゃなければ(パキラが目の前に)どうぞ。子供たちが遊んでいたらぶつかって折れちゃったの、土に刺しておいたら新しく新芽が出てきた。
ー え!めっちゃ嬉しい!やば!
なんと、かわいいパキラをいただきました!
他にも佐和美さんの家にある植物たちの写真を見ながら話をしました。
ー なんで観葉植物に目覚めたんですか?
なんでだろうね。
あれだ。家の空気を変えたいと思ったの。子供たちも落ち着いてきたし、本当は犬を飼いたかったんだけど、犬を飼えるだけのスペースがまだない。でも観葉植物は昔から好きなの。
すぐ植物枯らすから嫌だったんだけど、キヨさんにどうやって植物が育ってるかとかの話を聞いて理屈で理解したらめっちゃ楽しくなった。
ー どういうことですか?
例えば、私は水とかテキトーにあげてたの。でもあれは酸素も入れているんだよって。
観葉植物って水をたっぷりあげるってどういうこと?と思っていたけど、水が溜まっているところに新しい水を入れることで、新しい酸素を入れている。だから全部押し出すために下までやるんだよとか。
観葉植物は熱帯の物が多いから直射日光を当てちゃダメとか
テキトーな知識がちゃんと理屈で分かった時にすごく面白い。
あと、めげずに立ち上がる姿に癒されたのかもしれない。折れても根張って、芽出すから、私も頑張ろうって。
少し前に、サンスベリアは部屋の空気清浄効果があるって聞いて、家にグリーンがあればいいし置こうと思ったんだよ。
でもサンスベリア、ツンツンしてるしあれだけがあったらアグレッシブな雰囲気になりそうな感じじゃん(笑)
家でのんびりするなら葉っぱ丸いのがいいなぁとか、曲線でワーっとした方が癒されるなあと思っていたらどんどん増えてどんどん大きくなっちゃって(笑)
今も欲しいのがあるんだけど。。ちょっと抑えてて。
そのパキラ(西山がいただいたもの)も雑貨屋さんの値切り品でぽんと置かれていたやつでちょっとかわいそうってなって。とりあえず家に置いておいたんだよ。そしたら越冬したの!びっくり!
3日間、家を空けて帰ってきたら、葉っぱがブワッと生えてたりして
ー 観葉植物って急に成長が早くなったり、遅くなったりしますよね。あれ不思議ですよね。
なんか観葉植物も育つ時と育たない時があるから、自分がアップダウンがあってもしょうがないのかなって。多分自分はすごく完璧主義者で大変だったから、波があってもそれがいいのかな。目から確認させてもらえるみたいな。
で、過度に甘やかすと枯れるじゃん(笑)
難しい!(笑)
色々植物を見ていてどんなタイプなのかな?って見るのが楽しい。
目を輝かせながら、観葉植物のことを語っていたので聞き入ってしまいました。確かに家に植物があるといい気持ちがわかります。
ちなみにこのインタビューの後、影響を受けて西山もガジュマルちゃんを購入しちゃいました(笑)
家のお掃除
あと家の掃除はすごい楽しい。
掃除機もあるけど、箒とちりとりで掃除したりとか窓は新聞紙で拭くとかそういうところから始めている。
あと多分、家族的に転換期なんだよね。子ども達の赤ちゃん時期が終わって、少年期になるから、そこに向けて家をつくりかえている。
ロフトを完全子供仕様に変えてみたりとか奥の部屋をお茶でもできるスペースにしようかみたいな。
ー やっぱり基本的に家の中もクリエイティブですね(笑)
家の時間はすごい充実させたいから。
ー 周辺を整えることに意識が向くんですね。
そうだね。整えたいんだと思う。ほんときっかけはYouTubeでやっていた10分掃除だったんだよね。
ログハウスだからドア枠とかログが組んであるところとかに埃がたまるの、気になってたけどシュッて拭けば終わりってなるじゃん。簡単なことなのにすごくスッキリして気分が良くなって、そうしたらどんどん気になって、じゃあ、あのドア枠もやってみようって。そしたらキヨさんに「終わりをつくるのも大事だよ」(笑)って
ー www
掃除って言うとおかしいんだけど、家の代謝を良くするイメージ。循環させる感じ。いつものお掃除はするけどプラス1箇所みたいな感じ。
ー なるほど!
観葉植物のことも、掃除のことも熱を込めて話されていたので面白かったです。きっと家の中の観葉植物や、掃除が好きなのも、少しでもいい空間になるように周りに意識が向いているからなのではないかと思いました。
それが佐和美さんの一つの特性なのかなぁと思います。
私自身も3ヶ月ほど前に断捨離をしたことがあったり、植物が家にあることの大切さに気づいてきたので本当に楽しく話ができました。
次、佐和美さんの家に行ってどんな植物が増えているのか楽しみです。
佐和美さん、お忙しい中インタビューを受けていただきありがとうございました!
読者のみなさんも
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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