郵便局でシイタケを渡され、床屋でたけのこをいただいたので、僕はシイタケをあげた

先日、床屋に行った時の話。。

髪が伸びてきて時間があったので床屋に行こうとした。

郵便局にも用があったので、郵便局寄ってから床屋に行こうと車を走らせた。

郵便局の駐車場に車を止め、用をすませ車に戻り、エンジンをかけて発進しようとしたその時に

「ちょっと待って!!」

隣の軽トラの所有者と思われる、会ったことないおっちゃんに声をかけられた。

「これ持っていけ。ビニール袋あるか?」

「すみません。ありません。」

無言で、軽トラの助手席からビニール袋を取り出し、荷台に積んであるシイタケを大きなビニール袋2つ分くれた。とても一人じゃ食べきれない量。

「すみません。お名前だけでも教えていただけないでしょうか?」

「きのこ屋の○○」「じゃ!」

「ありがとうございました!」

僕の車には『緑のふるさと協力隊』というステッカーが貼ってあるので、それを見てシイタケをくれたんだと思う(群馬県高山村は協力隊を受け入れて11年目になり、月1回の村報でも協力隊のコラムがあるので知れ渡っている)。会話は少なかったけどやっぱり嬉しい。

この車(玉ねぎを持っていますがこの話とは全く関係なし笑)。↓

画像1

もらった椎茸をそのまま車に積んで、村内の床屋さんに。

「すみませんー。初めまして、協力隊の西山と言います。髪を切りに来ました。」

「あー協力隊の!ごめん。今日いっぱいなんです。まぁお茶でも飲んでって」

店内には髪を切るところが2席あり、その後ろに暖炉があってそれを囲むようにテーブルになっている。そこでお茶を飲める。

30〜40代くらいの男性理容師さんがお客さんの髪を切っていて、その理容師さんのお母さんと思われる人がお茶を出してくれた。

(予約いっぱいで髪切れへんのに、お茶出してくれるなんて、、なんて親切なんや)と思っていたら

お茶の次に、たけのこの煮付けと野菜のお漬物が出てきた。(びっくり)

「えー、ありがとうございます。僕、たけのこめっちゃ好きなんです。」

それから、お母さんに軽く自己紹介をしてそのまま世間話。

世間話をしていると、髪を切り終わったおばちゃんが、同じ暖炉のところに来て、僕とお母さんの会話に参加。その後、お母さんはいなくなり、そのおばちゃんの娘さんの話などを30分くらい聞いた。

「じゃあ西山さんどうぞー」

理容師さんが席へ呼んでくれて、そのまま散髪してもらった。

理容師さんの話も面白く、顔剃りも今まで経験したことがないほど丁寧で大満足。

お腹も気分も満たされたので、お礼にさっきもらったビニール袋のシイタケを一袋あげた。

床屋と言えば単純に髪を切りながら、世間話をしてお金を払ってサッと帰るところという僕のイメージ。全くそれと違っていたので、なんかおかしかった(笑)



余談で、つい最近田んぼで作業してたらこの床屋のお母さんが車で通りかかって「頑張ってるから、これあげる」とコカ・コーラを田んぼの畔に置いてってくれた。


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