独りおウチ上映会(ヲタクの夜長)エイトマンアフター

テレビが今はほとんどが再放送になっていて観る気が失せているので、家にあるレーザーディスクとDVDとブルーレイをコロナ収束まで観る、独りおウチ上映会を開催してます。

第1回目はコレ、『エイトマンアフター』にすることにしました~。

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理由はですね、たぶん永遠にレーザーディスクでしか観ることができないと思うからでございマス。(一時ニコ動で配信されてましたが)後、VHSで観れますがさすがにビデオデッキは家にないです。

私はコレがDVDにもBRにもなっていないと知った時に、コレ観たさに動かなくなったレーザーディスクデッキをパイオニア修理部まで持って行って治してもらいました。
20年近く前の機械なので断られるかと思ったらアッサリ『治ります』と言って治してくれたパイオニア修理部には感謝してもしきれません。

パイオニアさん良い仕事してますね。アフターフォロー抜群で機械製造会社の鏡と思います。

エイトマン、最近またCMとかに起用されてましたね。
CMのあのメッシュみたいな体の質感は「鋼鉄の胸」に憧れた私には何か違和感があって馴染めませんでしたが・・・

私はアフターじゃないモノクロの「エイトマン」を見ていた世代でませてこましゃくれた娘だったのか、八頭身に近い人間の身体を描きアメリカンナイズされた桑田二郎先生の絵が大好きでした。

某国の軍事目的の殺戮マシーンとして作られたエイトマンは、人間、東八郎の頭脳を得ることで正義を貫く感情を持ち、マシーンでありながら自分を慕う助手である少女サチコへ恋心を抱き苦悩するのデス。

エイトマンこと東八郎の姿は何かすご~く切なくて好きだった。

原作は「ヤング&アダルトウルフガイシリーズ」や「幻魔大戦」で有名な平井和正先生。モノクロのアニメが放送されたのが1963年ですから50年以上の時を経てもCMに起用されるのですからただただ凄いとしか言いようがありません。

「エイトマンアフター」は宿敵コズマとの死闘の後、エイトマンが姿を消した数年後から始まる物語であります。17歳くらいだった助手のサチコが25歳前後くらいの年齢設定。

そして東八郎としてのエイトマンはすでにこの世にはなく(平たく言えば東八郎の記憶はすでに消去されている)新生エイトマンとして再び現れると言う設定。

新生エイトマンは偶然サチコの勤める会社に調査にでかけた私立探偵、羽佐間逸郎。

サチコやかつてのエイトマンである東八郎とも親交のあった(東がエイトマンであることを開発者の谷博士以外に知る唯一の人物だった)田中本部長がはからずも呟く

「何と言うことだ、彼女の側にいる男がまた・・・」

と言う言葉が示す通り、サチコはかつて愛した東の面影を羽佐間に見出し惹かれていくのです。

自分が愛した男が2人とも人間じゃないなんて、サチコどこまでファムファタルなんだ。と思いつつも私はこの「エイトマンアフター」凄く好きなんですよね。製作者サイドもそこを意識して作ったようですが、お話も演出も大人の鑑賞に堪える作りになってると思います。

動きも、エイトマンが音速で走るシーンの演出がカッコ良いですしアクションシーンのスピード感はアナログアニメでも実に良くできている思いますしね~。

つくづくDVD化されなかったのが悔やまれる1作です。

次にもしエイトマンが制作されるとしたら完全フルCGでしょうね、それを見てみたい気もしますが、実写版はくれぐれもやめていただきたい。

ではでは、ヲタクの夜長、お付き合いくださいましてありがとうございマス。

次のおウチ上映会の演目はたぶん、若き日のトムクルーズ・・・の予定。

Ciao!


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