23年という歳月
11月9日は結婚記念日。
23年前の雨が降っていた渋谷のレストランで結婚式をした。幸い雨は午後になって晴れてきたので何とか良かったけれど、雨男の私らしい結婚式の天気だった。こじんまりとしたフランス料理のレストランウェディングだったが、今思い出してもあの当時の私はいっぱいいっぱいだった。仕事と結婚式の準備とドタバタしていた。ほとんど手作りをしていたので、準備が本当に大変だった。あの頃の写真を思い出すと、月日の経つのはあっという間のような気がする。楽しいことも、嬉しいことも、悲しいことも、辛いことも、大変だったことも、全てが思い出となっている。
今まで結婚記念日には花束を買ったり、手紙を書いたりと色々な事をしてきたけど、ある時妻が「もうそういうのはいいから、普通でいいよ。普通で」
なのでそれ以来、結婚記念日は普通の日として過ごしている。
でも本音は、やはり花束とか買いたいのだけれど、買うと妻が何気に怒るからやめている。
今年は、ちょこっとだけお祝いとしてケーキを買った。ホールケーキを買おうかと思ったら、「誕生日じゃないんだからさ〜」とダメ出しをもらい、ケーキも普通のモンブランを買った。
私はいつも結婚記念日に思う。
「私は妻を幸せに出来ているのだろうか?」
裕福な生活はさせてあげられていないし、高級取りでもない、余裕のある生活をと思っているが、妻が思っている程余裕は与えらていない。
私は結婚してから本当に迷惑ばかりかけている。
仕事で間違って会社の女性と泊まりそうになって激怒されたり
泥酔してノックアウト強盗に会い、警察署からパトカーで家に送ってもらったり
仕事を辞めて相談せずに独立したり
思い返すと懺悔と迷惑をかけた事だらけだ
私は何も出来ないけど、妻をこれからも笑わせていきたい
いっぱい迷惑と心配をかけたから、その分今以上に楽しく笑わせたい
そんな気持ちで今日は心がいっぱいだ
結婚記念日は毎年こういう気持ちにさせてくれる日
妻は、このnoteを知らないし読まない。
だからこそ、私は素直な気持ちで書けるのではないかと思っている。
そんな機会を与えてもらえるnoteに感謝。
さぁ明日から24年目が始まる。