分岐点まで後10年
Amazonプライム・ビデオで有料チャンネルのNHKオンデマンドを観るのが好き。
昔の朝ドラや大河ドラマ、その他に好きな歴史関係のアーカイブも観ることが出来る。いろいろな番組の中で、見逃した番組を発見した。
それが【2030 未来の分岐点】
この番組は、2030年が未来への最後の分岐点だと、いろいろな角度から、問題定義をしていた。地球温暖化、水、食料問題、プラスチック汚染、ゲノム編集など。特に、輸入に頼っている日本で、食料不足が来たら深刻になる。いや、これらの問題全てが既に深刻だ。
私生活でも、仕事でもそうだが、問題があまり大きすぎると思考が停止してしまう。未来の分岐点の問題は、あまりに大きすぎ、時間が足りない。
これらの問題を考えた時に思うのは、主人公を人から地球に変えないといけないということ。
地球全体で人類を支えられないレベルまで来ているということを知ると、自分でも出来る小さな事をコツコツするしかない。
だけど、私達の世代、その上の世代はまだ、良かったよな〜と同時に思う。未来の分岐点の影響がもっとも反映されるのは、これから30年以上先のこと。私達の世代は、食べたいもの食べ、飲みたいものを飲み、散々自由に地球の資源を使ってきた。
これからの子供達に、私達は良い思いをしたけど、君達は我慢してねとはとても言えない。
ならば、今から皆んなで少しずつ調整するしかないと思うが、日本にいると未来の分岐点の問題が、どうしても対岸の火事になってしまう。
やはり世界に目を向けることが大切になってくる。幸い昔とは違い、その気さえなれば、インターネットで今起きている現実を知ることが出来る。まず、現実を知ることが必要なのだろう。地球の資源にも限界があるいうことを。
牛肉もワインも好きな私が、いろいろな試算を見た時、考えさせられてしまった。資源を輸入に頼っている日本は、こんなにも生産国の資源を使っているのだ。
ワイン一本に必要な水(南アフリカの場合)
スラム街の人々の2週間分の水
(スラム街の人達は1日バケツ2杯に制限されている)
牛肉1キロを作る為に必要な穀物と水
【穀物20キロ】【水、お風呂77杯分】
いろいろな生産国の資源と我慢に支えられて、私は牛肉とワインを楽しむことが出来ている。今までは、知らずにワインを飲み、牛肉を食べていた。これを知った私は、これからも今まで通りに出来るのだろうか?
自問自答は続く