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兎にも角にも準備

私のようなサポートを中心とした仕事をしていると仕事の大半は準備になる。お客様に分かり易い資料や故障した時の対応など準備で追われることになる。

いかに準備をしっかりしておくかがポイントで、この準備次第で対応時間が大きく変わってくる。アプリ的な準備、コンピューターのハード的な準備、導入テスト、準備が全てを決めるといっても過言ではないだろう。

準備をしっかりしておかないと、説明や対応にも現れてしまう。自信たっぷりの時は大概が準備万端な時。ちょっとでも準備に不安があるとその不安が自信の無さとして表に現れる。若い時はその自信の無さを隠すことは出来ないが、年々それが経験となって何となくその場を凌ぐことができるようになる。あくまでも一時凌ぎだけど。

思えば私の今までの経験も全ては準備から始まっていた。いろんなシュミレーションを事前に何度も繰り返して練習して後は現場で対応能力を鍛える。結局はその繰り返しが一番自分の力になるのだろう。それは、今でも変わることはない。準備で始まり準備で終わるのだ。

そんな当たり前のことをいい年になって改めて考えていると、準備の大切さをもっと若い時に分かれば良かったのにと思ってしまう。

そう思って、子供にも伝えるのだが「そんな事は分かっている」と言われてしまうが、私は言いたい、「分かっていないよ!」と

反抗する子供を思いながらどこかで見たことがあると思ったら、それは若い時の私だったと気づく。私も分かっていなかったのだと。

両親も今の私と同じ気持ちだったのだろうか?聞いてみたいが、「憶えていないよ」っていうセリフを言うだろうな〜と想像がつく。そして私ももっと歳をとったら同じセリフを間違いなく言うのだろう。

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