今度は何をしようかな? 育休後のキャリア

Hello, みろろんです。今日は風が強いですがよい天気です。残念なことに家で仕事してるので散歩にも行けない状態です。

さて、子供2人の生活にも慣れ、お腹の痛みも日に日に癒えてきたころ。前回の記事はこちら。


私は前の職場に復帰します。子供が11か月になるころ。中途半端ですよね? 当時イギリスでは子供が1歳になるまでは育児休暇を取ることができました。(現在は最長3年)私は家を買う時に隣町に住むことに決めたため、前の職場には車で30分ほどかかりました。(日本だったら近いほうですが)

とりあえず戻らないと産休の時のお金を返金しないといけないので戻ることにしましたが、(育休後13週間働く必要がありました)8月終わりには辞めることは決めていました。上の子の幼稚園が始まると遠い場所で働くことは難しくなるからです。逆算して5月に戻り、8月に退職すればすべてうまくいく、と。

さらに復帰したときはパートにしてもらい、週3回働くというふうにしてもらいました。(それでも正規です。イギリスではパートはバイトと同じではなく、きちんとした正社員です)

本当に同僚にはよくしてもらい、別れを惜しみました。もしその町でいい家が買えていたら辞めなくてよかったのに・・とも思いました。(探したけれどよい物件がなかった)しかし、子供の学校(のレベル)のため。次の家の地域はシャー(都道府県のようなもの)で一番の公立校。

仕事を辞めてもやりたいことを!がモットーな私は9月から新たにアロマテラピーの勉強をするため、週1で夜から学校(college)に行くことにします。

今までずっとマッサージに興味があった私。アロマオイルは化学の知識も使えるとあってやってみたいことの一つでした。肩こりもひどいし。

家から車で5分ほどの学校の成人クラスにはいりマッサージの勉強をしました。

授業は理論と実践が半々。宿題も多く、皮膚組織やリンパ線など生物系のこともでてきて、楽しく授業を受けていました。

1年間で資格がとれるコースだったので、ゆっくり子育てしながら、と思っていたのですが、何気なく新聞の求人を見ていたら・・・ありました!理想の仕事。

大学で小学校から高校までの教員になるためのコースでTechnicianの募集が!!

私は中高のSecondaryの実験のことはわかっていましたが、小学校のことはわからない。教員養成(いわゆる教育学部)ってどんなことをしているのか知りたい!という好奇心が打ち勝ち、アロマテラピーを学んでいるときでしたが

「この求人は滅多にない!」

と思い、とりあえずCV(履歴書)だけ送ることに。

そこにはReferenceといって誰かに推薦状を書いてもらわないといけないのです。イギリスでは必ず必要で、採用者はその人たちに連絡し、どんな人だったのかと聞くことになります。

私は前職の上司、それからケンブリッジ大学の上司に連絡します。Referenceは2人以上必要なのです。Johnからとてもうれしい返事が来て私は感激してしまいました。

「君は外国人としてよくやっている。ケンブリッジ大学で働いていた、といえばイギリスのどこでも雇ってもらえるから自信をもって応募しなさい」

子育や、また新しいことをする不安をわかっているかのようなメールに涙が止まりませんでした。

1人目が生まれてから退職した私。物理的な距離が問題で辞めたのですが、子供と一緒に職場を訪問した時、Johnはうちの子(当時6か月)を抱っこしてくれました。John自身には子供がいません。そのなんともうれしそうな顔に他の同僚もびっくりしたほどでした。



そしてなんと受かってしまいます!子供3歳9か月、1歳の時にフルタイム!



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