バイリンガルの感覚(生粋の日本人編)
Hello, みろろんです。
Facebookのページに2年前の投稿がでてきました。その時は日本に一時帰国し、その後イギリスに戻り書いたものです。この感覚を残しておきたいと思い、ここで書き足して記しておこうと思います。
と、その前に。
私のスポンサーをしていただいているチェーンナーさんにお礼を言わせてください。
本当にありがとうございます!!
チェーンナーさんとの交流のきっかけも企画によってでした。
「ぼく企画好きなんですよー」
と私とは全く興味の分野が違うのに、お話したら意気投合!(私の片思い)
私もチェーンナーさんを応援しています・・。スポーツの企画、うまくいくといいですね。
2018年の私
普段あまり考えないことですが・・。日本から戻ってくるといつも不思議な感覚に襲われます。それは言葉の感覚です。
イギリスに行ってからほとんど一から英語を勉強することになりました。それは発音や表現が日本で学習していたアメリカ英語とは違うからです。全く何を言っているのかわからず、「これ英語なの?」とずうずうしくも相手を責めていました。それまで話していたアクセントを徐々に変化させ、渡英2年後にはイギリス人に「すごいイギリス英語になったね」と言われました。(どんなに最初違ったんだろ?!)
一生懸命語学学校に行っていた頃、生活の中でいろいろな人に(時々)
「英語うまいね」
と言われるようになりましたが、しばらくすると言われなくなりました。
これは何を意味するのか・・・
「英語うまいね」と言われるのはそれほどうまくないときに言われるんです! 日本の方も外国人に「日本語上手ですね」と言ったりすることがあると思うのですが、まさかこの人がこのレベルで話すとは!という驚きも含まれていると思います。まあ、お世辞のときもありますが。
言われなくなるころには、「外国人として意思疎通ができる」と認識されたと思ってよいと思います。会話で何か話しているときに一々「英語できるね」と言われない時は、全部こちらの伝えたいことが分かっていてスムースに会話が進むときです。ただし、それは文法が間違っていても、発音が聞き取りにくくてもあまり気にされないです。どうしても意味が解らないときは
「それってどういう意味?」
というふうに聞き返されます。(私はこのもどかしい時期が長かったです。下手すると今でも言われる!)
話は変わりますが、第2言語は自分の言葉ではないのでまわりに染まりやすい、ということも感じました。ちなみに私の友人のアルバニア人はイギリスではイギリスアクセントだったのにアメリカに移住したら今はすっかりアメリカンです。逆にそのパートナーのスコットランド人はアメリカにいてもスコティッシュ!
そして私の帰国後。日本にいた3週間は全く英語を使わず(話す、という意味で)いたのですが、イギリスの空港で違和感を少し感じただけで2日後には職場で同僚とおしゃべり。私の部屋は他の人がよく話し、ほとんど会話に参加していない私ですが(内容が昔のイギリスではやったテレビ番組とか、今見てるドラマとか)違和感なくその場にいて、話ができている、というのはいつからできるようになったのかな・・と振り返ってみるも、よく分かりません。(注:2年前の話です)
渡英してから数年は日本に帰国するたび英語を忘れるんじゃないか、話せなくなるんじゃないか、と不安になり夢を見るようなこともあったのですが、今はどこにいてもそういう不安もなく過ごすことができるようになりました。いまさら人間の脳はすごい!と思います。
日本の人にはそんなに長い間いたら英語ペラペラやろ、といわれますが、ペラペラがどのレベルのことをいうのか分からないのでなんとも言えません。ネイティブのように・・という意味では全くです。ニュースも見ないのでニュース英語がわからずきっと資格試験を勉強している日本の方のほうがよく単語はご存知だと思います。もともと英語嫌いの私なので。
まあ、今のところ試験勉強をしないつもりなのでどうでもいいことですが、言いたいことが言えるようになりたいな、とはいつも思っています。