イギリスで仕事をする難しさ{ケーススタディとして}

Hello, みろろんです。

実は転職活動をしています。その理由は現在の仕事に限界を感じているからです。

コロナ禍になってから仕事がなくなるかもしれない、という危機感はあったものの、自宅勤務になり時間的にも余裕がでました。(通勤時間ってストレスですね)

私の仕事の説明と現状は以前にしたので省略します。

はっきりいって事務の人はだれ一人職場に来ていないので、事務仕事が私たちチームの負担になっています。(渉外といわれるような仕事)

授業のサポートをしている私はついに残業をすることに。

誤解しないでください。私は今まで残業が当たり前の日本で働いていましたし、他の職場でもあります。しかし、私の職種では残業代が出ない代わりに代休を取ることができるとされています。つまり残業はとんでもない!ということではないのです。

私は部署が変わってから徹底して「人手不足」を証明するために、残業を拒否してきました。しかし、同僚一人が走り回っているのを黙ってみているほどでもありません。

ある日、野外授業と屋内でそれぞれ5つくらいあるテーマごとのセッティングが必要な授業を手伝うことになりました。

幼児教育では紙と鉛筆(これも古いですが)で授業は成り立ちません。

特にイギリスの教員養成コースでは実践を大事にしているので、例えば1学科100人ほどの規模でも講義室で一斉授業ではなく、4グループくらいに分かれて授業を受けます。そうすると人グループ30人弱。ほぼ学校(小学校から高校)のレベルです。その中でさらに4,5グループに分かれ、カルーセルという各テーブルで違う課題を用意し、学生は15分ごとにテーブルを移動し、いろいろな課題に取り組み、最後は得た知識を発表しあう、という形態が主流です。

その授業と、他の授業が重なり、ある日の勤務は超ハードになりました。朝からArtの授業のセッティングをし、その後D&T(Design and Techninoly: 技術家庭)。それと同時にEarly Years(幼児教育)の授業。

アートは粘土を使ったりする授業で当日までにすべて準備しておいて仕事完了。後は片付けです。

D&Tはギアを使ったしかけの教材つくり。これは同僚がデモを行う予定。

Early YearsはHolistic sessionという一番実践が多い授業。これは野外で水やシャボン玉、泡を使って五感で感じる授業。屋内でもいくつものブースを作り光、鏡、手触りなどいろいろなテーマに沿って実際に触って学習できる場所を提供します。

これらが終わる時間が午後4時から5時。それから片付けが始まります。

私は普段午後3時に終わる時短勤務なのですが、さすがに同僚一人にすべての片づけを任せる訳にもいかず5時過ぎまで残ることに。

手分けをしてサポート、片付けを行います。

私たちの上司もこの日出勤していたのですが、「手伝えない」の一言で4時半ごろに帰宅。

残された私たちはできる限りのことをしました。

その日は家族で外食をすることにしていたので、片付けの途中で私は帰宅。

同僚は遅くまで残っていたそうです。

私は日本では自分だけの責任のある仕事で残業していたので、こういうケースに遭遇したことがありません。しかし同僚が残っているのに私だけ先に帰宅するということに心苦しさを感じました。

そして、それを助けようとしない上司にもやるせない気持ちが。

私は「新しい仕事を探そう!」という気分になりました。

そしていろいろ応募してその一つに面接によばれました。

私はイギリスに来て何度もこういった状況を経験していますが、以前の職場を離れたのはもう10年以上前の話です。

果たして今の就職活動の波にのれるのでしょうか?



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