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イギリスの大学にapplyしました

Hello, みろろんです。同僚が1年も経たずに辞めてしまうことになり、彼女のためにはよいこととわかっていても寂しい私です。

さて、2014年にGCSE English Languageを取得しました。通っているときの様子はこちら。


目標の最低限Cです。一応Cあれば大学に志願することも、教員養成コース(これは学部と大学院の間くらいのコース。Diplomaと言われます)など、私がしたいことが英語のレベルで制限されることがありません。だからこれで納得。(イギリス人としては最低なので恥ずかしい成績だそうです by 教え子たちと子供たち)

証明書としてはこんな感じ。。。

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AQAというのは試験を管理している団体。他にもいくつかあり、学校によって採用する団体が決まっています。結果としてはどれでも同じように採点されているはず。微妙に試験範囲が違うことはあるようです。日本だと大学入試センターのみが管轄ですが、こういうところもお国柄がでていておもしろいですね。ちなみに生徒、保護者とも団体の違いはあまり気にしていません。

さて、次に考えていたのはどの大学の、どのコースにするかです。

まずもう一度学部(under graduate)をするか、大学院(post graduate)コースをとるか。

新しい分野なら学部もいいかな、と思いましたが、最低3年。(コースによって違います)一応学歴が学士なのでやっぱり挑戦するなら大学院かな、と思い基本1年の修士課程コースを選択。(パートタイムは2年以上)

大学院進学を考えている方でイギリスに留学する方も口をそろえて、1年で修士号がとれるからイギリスに来た、という方が多いです。

日本では2年、アメリカでも同じですが、イギリスでは1年でとれるのでその分トータルの学費や生活費が安いということで世界中から人が集まっています。

フルタイムは元から考えていませんでした。仕事もあるし、お金が必要だからです。それでなければもっと理科系の勉強がしたかったです。(薬学とかバイオ系)しかし、実験があるのでシュミレーション系以外の分野はパートタイムになったとしても大学に行かなければなりません。それだと家から通えるところに限定されます。さらに、融通がきくわけではないので仕事の合間には勉強できなさそうで断念。ここでも社会人の制限がかかってしまいますよね。はやり生活費を稼ぐことは大事です。

パートタイムでやりたいことを考えるとはやり教育関係かな、と。教育学部で勉強していないことを残念に思っていた私は教育学で大学を調べました。

ここで言いたいのは、理工学部から教員になったことは一切後悔がないということ。むしろ実験や研究の熱い思いをそのまま高校生に伝えることができたのはとてもよかったと思っています。

さて、教育学だと範囲が広がります。パートタイム、さらにディスタンスラーニング(オンライン)があるからです。

私はロンドンの大学で教育学が有名なところが楽しそう(たくさん留学生がいるイメージ)だったので早速パンフレットを送ってもらおうとHPから申し込みました。

しかし全く返事がなく・・。

志願者を大事にしていない印象だったので(私の勝手な印象です)応募はやめておきました。まあ、お金にならないHome studentの問い合わせはどうでもいいと思ったかどうかはわかりませんが。。(留学生は3倍の授業料がとれるので大学側は必死)

他のロンドンの学校もみて、週1くらいなら通おうかな、と思っていたのですが(私の居住地から電車で1時間半です)子供も一人でご飯を勝手に食べられる年ではないので断念(当時下の子9歳)。

後に友人がそれをやり、何度も電車が遅れたり、キャンセルされたり(!)・・をみているとやらなくてよかったな、と思います。(電車に関してはまた別に書こうと思います)

そうなるとオンラインのみでできるパートタイム。そして魅力的な授業内容。(ここ大事です! イギリスでは大学名であまり進路を決めません)

どんな教授陣で、どんなモジュール(授業)があるか。いろいろ調べた結果・・。

なんと勤務している大学(週1の夜は通いますがそれ以外オンライン)か、同じ町の別の大学にやりたいことがあることが判明しました!!

まず勤務している大学だとアクセスもしやすいの(車で10分)で学生のフリ(別に隠さなくてもいいのですが)をして問い合わせ。とても親切な感じ。

私が気になったのはマイノリティーの人への教育の講座。それを担当しているShienはとってもいい人で、いわゆる黒人の女性です。この人に教えてもらいたいな、と思って申し込みました。パンフレットには40種類以上の講座から自由に選べる、と書いてあり魅力でした。

私の進学したい大学の修士課程では4つのモジュールをとり、最後に修士論文を提出し修士号が与えられます。その4つのモジュールでははやり自分の勉強したいことをやりたいですよね。ちなみにPG(post graduate)のDiplomaなどを持っていると2つのモジュール+修士論文(Dissertation)で修士号がもらえます。

応募には(日本の)大学の成績、卒業証明書、英語の成績(私の場合はGCSE。IELTSやTOEFLも可)日本の証明書は母に問い合わせてもらい、英文の証明書を発行してもらいました。

さらに、Referenceという推薦状2通。私は前の職場(イギリスの中高勤務時代の上司)と日本人補習校の校長に書いていただきました。そして、自分がなぜこのコースに行きたいか、という文章が必要でした。入学試験はなく、そのまえの卒業試験の結果が必要になりますが、私はそれを大学卒業で証明するいうことになり、(筆記)試験は全くありません。学校によっては面接などがあるようですが、私の志望するコースはなかったです。

書類を提出(オンラインで添付)すると審査結果がきます。私は職場の大学に学生として入学が許可されましたが、その後モジュールを選ぶときに○○の中から選んでください、という授業に私のやりたかった授業が入っていませんでした!!

すぐに大学に連絡して、たくさんの講座の中から選べると書いていたのに選べないではないか!というと、

「そのモジュールはあなたが学生の間に開講されるか保証がありません」

と返事が。えー、きいてないよー!!

私は悩んだあげく、入学をコースが始まる1週間前に拒否しました。

幸いお金を払っていなかったので何もおこらず。。。ちなみに入学審査してもらうためには一切お金を払う必要がありません。(日本でいう受験料?みたいなものはどの学校も、イギリス人も払いません)

私は騙された気になったのですが、落ち込む暇もなく次の大学を探します。

そして再びやりたいことが見つかりました!!

「第2言語を通して学ぶ」というモジュールがある大学を発見!

私はイギリスの補習校で英語が第一言語の生徒に日本の国語、数学を教えているのでこういう方法を勉強したい!と思っていたこともあり、入学を決意。

しかしイギリスの大学院はフレキシブルとはいえ、一応9月はじまり。すでに9月には間に合いませんでした。しかし、この大学は2月入学もできたのですぐに応募。書類は前の大学の使いまわし。(フォームが決まっているものは書き写し)

GCSEの証明などは本物を持参とあり厳しかったですが、審査に受かりUnconditional offer(無条件の入学許可)をいただき、入学することにしました。



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