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Hello, みろろんことみどりです。

2時間のタクシーの中で初対面のイギリス人と話したら
すごすぎた話。

突然の長距離を引き受けてくれたAntonさん。
132kmを2時間くらいで移動することは、電車より早いイギリス。
(行き駅から駅までで2時間半かかりました)

子供が気分が悪くなるかもしれないから袋を持たせていたのですが、
「ここにも用意してあるから」
とやさしい〜

「実は11月にこの町に行ったんだよ」
と言われ、ええ?なんで?

「ダンスをやっていて、大会があったんだよね」
ということで、ダンスの話がはじまり。
イギリスでは社交ダンスが結構盛ん。テレビでも芸能人が挑戦して大会にでたりする番組が年に一度は放送されています。
 そういえば、イタリア人の友人も社交ダンスでパートナーを見つけ結婚したっけ。
(ヨーロッパで盛ん?!)

私はアイスダンスの方をよく見ていますが、音楽つながりなので話が盛り上がり。

クラリネットをやっている、といったらそこから話が続く、続く!笑

うちの家族がサッカー狂なので音楽の話ができる相手がいて私もとまらず。

ただ、上達するために練習、努力を重ねるということで盛り上がり、どんなことでも同じなんだな、と実感。
この気持ちを共有できたことは、病気の子供をかかえて不安だった私に充実した時間を与えてくれました。

その話から、アントンが実はマンチェスターでスポーツ心理学を教えていたことや、ヨガの先生であること、そしてなぜタクシー運転手をしているのか・・など仕事についてになり、

私も自分で仕事を始めたんだよねー、だけど・・と弱音を吐くことに。

やっぱり将来が心配になるし、最近教育では仕事できないんじゃないか、っていう不安がでてきていたので、その話をしました。

アントンは「自分のやりたいことはやったほうがいい!」と。
お金も必要だけど、それは他のことでもできる。でもやりたいことはあきらめちゃダメ!

その言葉にハッとさせられました。

まさにそうやってダンスをするためにタクシーの仕事もしている彼からの言葉は、好きなことはあきらめなくていい!という道の進み方を見せてくれている気がしました

その後も日本から電話がかかってきて対応していた私に
「日本語ってどんなもの?中国語とは違うの?」と
どんどん質問が。

私は日本の歴史から言葉、文化・・とどんどん話すことになりました。

イギリス人なら納得してくれる説明をいくつかして、
「日本とイギリスは実は共通点がたくさんある」と
と言ったらすごく興味を示してくれました。

とうとう家に着き、荷物を玄関まで運んでくれたアントン。

ありがとうだけでは足りない感謝の気持ちがありました。
私は「何かSNSで繋がれないかな?ダンスの結果とかも知りたいし」

向こうも同じ気持ちだったのか
「Facebookでヨガ教室ならあるから」と教えてくれました。
そして
「ハグしていいかな?」

なんか、こんなにすぐに打ち解けたイギリス人は久しぶりだなーと
思いながらハグをしてお別れしました。

子供が元気だったら、「ウチでご飯食べていく?」くらいの
人でした!笑

こんな出会いがあるのも旅のいいところだな、ということで
食中毒にも負けず、醍醐味を味わった私でした。


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