どう声をかければ・・・
Hello, みろろんです。
先週、うちの子と一緒にサッカーを
していた子が試合中、突然倒れたとききました。
今は一緒のチームではないですが、
元チームメイトでイタリア遠征も一緒、
同じ数学のクラスだったようです。
原因は心臓発作。
最近でもユーロサッカーでデンマークの
選手が突然倒れて病院に運ばれたことが
記憶に新しかったのですが。
その選手は回復しましたが、
うちの子の友達は・・・。
先日死亡したとメッセージ、地元のニュースで
知らされました。
若干17歳。
サッカーも上手で、ご両親はお医者さん。
彼も大学進学に向けて勉強していたようです。
残念ながら、私はなんと声をかけて
よいのか分からず。
私自身クラスメイトを失ったことが
ないからです。
それだけでなく、想像できないのです・・。
まだ高校生です。
病気がちだったわけでもありません。
事故だったわけでもありません。
ご両親の気持ちを考えると、
本当に胸が痛みます。
うちの子は「大丈夫」と言ったので、
私もそれ以上何も言えず。
普段日本人らしくスキンシップがない
我が家ですが、さすがに抱きしめて
「何かあったら言ってね」
というのが精いっぱいでした。
ニュースが流れた次の日、元チームメイトの
何人かで献花にいったようです。
いつも自分たちが試合をしている
ホームグラウンドへ。
友人が倒れた場所へ。
2時間ほどして帰ってきましたが、
どんな様子か教えてくれませんでした。
「大丈夫」
それだけ。
今日は、大人とまじってサッカーを
してきたうちの子。
ぽろっと
「やっぱりサッカーするのはつらい」
と。
いろいろ思い出すんでしょうね。
明日には学校でサッカークラブがあるのですが、
行くのか迷っている様子。
私は「無理しないで、イヤなら次回から
参加します」でいいから、と。
17歳の男子が気持ちを整理して、
話すのは難しいようです。
私はまわりのイギリス人に自分の
気持ちを話しました。
すると、「学校が対応してくれるから、
何かあれば言ってくるから」とアドバイスを
くれました。
確かに、学校からのメールで、
「つらかったら、学校を休んでもいい。
その時は事務室に言いに来てください。
いつでも話をききます」ということが、
保護者にも伝えられました。
こういう心のケアは先生ではなく、
カウンセラーや、パストラルといわれる、
生活指導のようなスタッフ(先生ではありません)
が連携して、生徒を見守るようになっています。
うちの子がそこにいくかどうかわかりませんが、
少なくとも何か感じたら、どこに行けばいいのか、
ということを示してくれる学校に感謝しています。
特に思春期の子ども(さらに男子)は親には
自分の弱さを見せないことが多いです。
普段、私は「他人」として、そういった
子たちから相談を受けることがありますが、
きっとうちの子からはないと思います。
(サッカーするのがつらかった、と私に
言ってくれましたが、詳しくは話してくれません)
私でない誰かに、うちの子がつらいときに
話せる環境があることを感謝し、
本当につらいときはそこに行ってくれるよう
祈るばかりです。