見出し画像

必要なことばと出会う才能

久しぶりにがっつり体調を崩してしまった。
2週間ほど前から娘の夜泣きがひどくて、ここ最近はずーっと疲れていたので、ソファから立ち上がれなくなったときにはその疲れがついにピークにきたかぁとぼんやり考えていたのだが、熱を測るとなんと38.2度。まじか。こんな高熱めちゃくちゃ久しぶり。
どうしよう、夫は飲み会に行ってしまったし、子どもふたりは超元気だし。
仕方がないのでごはんはお惣菜ですませてもらい、今日だけは無制限でテレビを見ててもらう。
ありがたいことに夜はふたりともそこそこすんなり寝てくれて、私も早々にベッドにもぐりこんだ。

次の日は土曜日。幸い熱は下がったものの頭痛と胃痛で調子が出ない。本当は義両親と少し早めのクリスマスパーティーをする予定だったのだが、ゆっくり休んで〜と、息子を外に連れ出して、お昼ご飯まで買ってきてくれた。夜は夫が娘の夜泣き対応をしてくれた。ありがたい。

家族の支え合って日曜日には完全復活。家族のほかにもうひとつ私を支えてくれたのは、ある言葉だった。

年末の発熱は厄落とし


尊敬するライター佐藤友美さんのコラムに書いてあったひとこと。このコラムは毎朝7時に更新されて24時間で消えてしまうのですでにこのことばが書かれたコラムは読めないのだが、ちょうど寝込んだ土曜日の朝に読んで、どれだけ心が軽くなったことか。

というのも子どもふたりを抱えていると1日寝込むだけでも食事、遊び、お風呂、寝かしつけ、といろんなことが一気にスムーズにいかなくなってしまう。加えて私は体調に比例して思考までネガティブになってしまう癖があって、普段がらちゃんと遊んであげられてるのかとかもっとちゃんとした母親でいなきゃとかぐるぐるぐるぐる考えてしまうのだ。

そんな身体も心も泥沼みたいなときに出会ったこの言葉は発熱の凹みだけでなく
「逆に今年熱出したの初めてだわ!よくやったわ!そして一年の厄は落とした。年明けは絶好調なはず!」
と、来年に向けてのテンションも最大級にあげてくれた。

こんなふうに、私は、というか人間誰しも必要なときに必要なことばに出会う能力が備わっているような気がする。

そのことばをスルーするか足をとめて向き合うかは自分次第。おかげさまですっかり元気になったので、来年はたくさんのことばのプレゼントを見落とさず、ひろって歩けるアンテナと心の余裕を持ちたいと思う。

#ライター #greennote #note100本チャレンジ

いいなと思ったら応援しよう!