無料ソフト&絵心0でできるapng入門
apngはアニメーションgifよりも表現の幅が広く、また仕上がりもきれいになるため、表現方法の一つとして着目されています。
この記事では、おもにココフォリアでTRPGを行う人向けに、動画作成ソフトaviutlを利用したapng素材の作成方法について備忘録的に書いていきます。
もちろんそれ以外の人にも参考になれるよう丁寧に書いていきますね!
0.一番簡単な作り方
この記事の作者の緑目って人のツイッターに作れって凸れば気分と余裕次第で作るかもしれません。
1.ソフトの導入
何はともあれ、ソフトがないと始まりません。
まずは、動画作成ソフトaviutlを導入してください。aviutlは無料動画作成ソフトの金字塔ともいえるソフトであり、その導入方法は私なんかよりもよっぽどわかりやすく解説しているサイトが複数あるため、ここでは割愛させていただきます。「AviUtlの易しい使い方」などを参考にするとよいでしょう。併せて、初期設定などを行うとよいと思います。特に入力プラグインの導入は必須です。
次に、aviutlでapngを出力するためのプラグインを導入します。こちらのページから、下の方にある「APNG出力プラグイン」をインストールし、解凍して、中にあるapng_output.auoファイルをaviutlの「Plugins」フォルダ内に入れてください。.auoファイルをaviutlの「Plugins」フォルダ内にですよ!
apng_output.auoファイルを追加したら、一度aviutlを開きましょう。プラグイン出力の中にAPNG出力があれば正しく導入ができています。
そもそもプラグイン出力が灰色になっていて選択できない?そんな時は、設定から拡張編集の設定をクリックしてください。「拡張編集」と書かれたウインドウが出てくると思いますので、右クリックして新規プロジェクトの作成をしてください。大きさはまずは無視しても大丈夫です。もう一度「ファイル」をクリックすれば、プラグイン出力が選択できるはずです。
2.動画作成の準備
それでは、apngを作っていきましょう。今回は例として、下の動画のようなものを作ることにします。
まず、拡張編集上で右クリックをし、新規プロジェクトの作成を行ってください。ここで、横サイズ(左側に入力するサイズ)は2倍にしてください。実際に出力されるものは、横が半分のサイズになります。最初は800*400程度、つまり出来上がりが400*400になるように作るのをおすすめします。
次に、左上のRootと書かれたボタンをクリックして、Scene1に移動しましょう。そのままScene1を右クリックしてシーンの設定をします。シーン名はわかりやすいように変更しておくとよいでしょう。画像サイズはRootの横サイズの半分、つまりもともと作りたかったサイズを入力してください。また、アルファチャンネルありにチェックを入れておきましょう。
下準備は完了です!ぱぱっと作ってしまいましょう!範囲設定をするのを忘れずに(1敗)!これの作り方に需要があるとは思えませんが、一応後ろの方に乗せておきますね。
3.apng出力
さあ、あとは出力するだけです!まずRootに戻り、メディアオブジェクトの追加からシーンを追加します。別のレイヤーにもう一つ追加してください。
これを、一つはx方向にプラス作りたいサイズの半分、もう一つはx方向にマイナス作りたいサイズの半分移動させます。画面内に二つが並んだでしょうか?
つぎに、右側の(プラス方向に移動した)シーンに、右上の+ボタンから単色化を追加し、「輝度を保持する」のチェックボックスを外します。
これで出力の準備が整いました!範囲設定を見直したら、APNG出力を選択し、ビデオ圧縮から「右半分を不透明度として扱う」にチェックを入れ、保存しましょう!
4.確認
apng素材は完成しました!でもwindows標準搭載のフォトアプリでは再生できないし本当にできてるかちょっと不安……そんなときは、Chromeやfirefoxにドラッグ&ドロップしましょう!きっと再生してくれるはずです!
補足.動くふきだしの作り方講座
ふきだしはあらかじめ用意しておきましょう。今は素材サイトもたくさんありますしね。今回はこんなふきだしを使用しました。
Scene2でパターンを作ります。
Layer1にメディアオブジェクトの追加から図形を追加して、図形の種類を背景に変更します。色も好きな色に変更しておきましょう。
Layer2にメディアオブジェクトの追加から図形を追加します。サイズを適当に小さくして、回転を45度にします。色も変えておきましょう。
右上の+ボタンからエフェクトを追加します。基本効果>領域拡張を選択し、上と左にそれぞれ同じだけ追加します。
画像ループエフェクトも追加してください。横回転と縦回転を増やして画面全体に広げます。次に移動速度をつけましょう。速度Xを-1,速度Yを1程度に設定するといいかと思います。
最後が一番難しいところです。最初のフレームと最後のフレームが同じになるように長さを変更します。背景も同じ長さに揃えたら、範囲設定>最後のオブジェクト位置を最終フレームをしてください。
Scene1に戻りましょう。Layer2にメディアオブジェクトの追加からシーンを追加してください。シーン選択からシーン2を選択しましょう。続いて、青色のバーを右クリックして「上のオブジェクトでクリッピング」を選択してください。バーの下側が赤色になりましたか?
次に、Layer1と3にふきだしをドラッグ&ドロップで追加しましょう。拡大率から全体が入るように調整してください。また、Layer3のふきだしに右上のプラスからカラーキーを追加してください。キー色を取得し、輝度範囲や色差範囲をいじって上手く切り抜きましょう。
背景も黒で分かりづらいですが、無事動くふきだしができました!お疲れ様です!3.apng出力に戻りましょう
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