無になって踊る!
私は人のエネルギーに敏感なので
相手が望むことに応えてしまったり
人の思いや感情を汲み取り過ぎて
自分を自由に表現出来ないことが
昔からよくありました。
人前で踊る時も
その場にいる人の感情や思いをキャッチしてしまうと、本来の自分のエネルギーが
小さく縮んでしまうのがわかります。
以前は踊りが下手なことをひどく気にした時期もありました。
山の中に暮らすようになってからは
ベリーダンスのような露出が激しい衣装で
田舎のおじいちゃん、おばあちゃんの前では刺激が強すぎて嫌がられるのではないかと
気にしていました。笑笑
あと、町のコミュニティにあまり入っていないから人目を気にしたり、自分の表現に制限をかけるくせがありました。
即興で自分を空っぽにして踊るスタイルを
貫いてきた私ですが、
余計なことを気にしてしまう自我や自意識が
邪魔をして上手く踊れない時もありました。
無になって踊るのは本当に気持ちがよく
踊りの女神が降りてくるのは
そのように自分を空っぽにして
委ねて明け渡した時なんです。
上手いとか下手を超越して
その場のエネルギーを震わせる踊り。
それが私がいちばん大切にしてきたこと。
本来の私が私自身を救うために
無になって踊るよう薦めたので
翌月入っていた地元の夏祭りと
東京の神社で毎年依頼される夏祭りで踊る時は色んなことを手放して無になって踊ろうと心に決めました。
山の中の地味な夏祭りで
ベリーダンスの衣装で身体を出すことを決め
どう見られるか人の評価など一切気にせずに
余計な気持ちやプライドも一切捨てて
華やかに場を盛り上げて
楽しんで無になって踊ろうと決めました。
その結果、
人からの賞賛を全く気にしていなかったのに
沢山の方が喜んでくださって
何より私自身が解放されたのです。
無になって踊るって
めちゃ気持ちいい!
無になるってサイコー!!
その夏、私の魂は解放されて
深い地底から出ることが出来たのです。