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PCメモリの制限に悩む、妙にモノモチの良いタミクサたちよ…(エラそう)

どうも、私です。ご無沙汰しております。皆様に於かれましてはご壮健の事と…(前フリもうエエて)

さて唐突ですが、今年に入ってから我が家のメインPCが頻繁に弱音を吐くようになりました。

いや、正確にはインターネット閲覧環境が、のほうが正確でしょうね。ブラウザを開いては落ちる、開いては落ちる…の繰り返しです。去年まではなかった事態。ブラウザ(Firefox)のスペックは上がっているのですが、重いJavaScriptとかhttp3とかサーバ側からの様々な要求に処理が耐えられなくなり、PCに無理強いさせているのではないかと…。あらためて、いつも常駐させてるメモリ監視ソフトで見ましたら、ブラウザ開いてるときの状況は常時こうなっていました。

上段:メモリ使用状況 下段:スワップ処理状態 右:CPU占有率

「やっぱりコレかーーーーっ!」(CPUも100%に頻繁に近づく)

というわけで、メインPC(デスクトップ)とブラウザのプロフィールをサラッと紹介します。

2010年代初頭頃に購入した、mouse computer社製タワー型デスクトップ。
CPU:第1世代Core i7 860(Lynnfield)
メモリ:16GB(購入時8GB)
GPU:GeForce GTX750ti(購入時のGTS250から変更)
Windows10:Home 64bit(最新版)
Firefox(最新版)で開いてるタブ:常時100~200は当たり前上等!

ね? Lynnfieldですよ?多分PC界では余裕の後期高齢者です。退役軍人会にいて、まっ昼間っからルートビアかっくらっててもおかしくないほどのカンロク。そんなお祖父様がウチではまだ現役です。腐ってもi7。動画編集も画像編集も音楽作成もイラスト作成もこなします(遅くはないけどサクサクできるとは言ってない)。
…みんなビンボウが悪いんや!

愚痴っててもしょうがありません。まずはじめに思いついた対策は「そんなに苦しいなら、またメモリを増やせばイイじゃない(アントワネット)」
これなら手軽で、経費も限定的です。購入当初は8GBでした。後に16GBに増設。うちのWindows10のOSエディションなら、メモリは128GBまで認識します。よし!と大手ネット通販サイトで購入ボタンをポチる寸前でした。しかしイヤ待て!とココロがザワツキます。「いつから更にまた増設できると錯覚した?」と心の中の藍染惣右介がドドドドドと重霊圧を背後からカマしてきました。冷静になった私はポチリを留まって、CPU-Zを開いたり、マザボの確認をしました。

…はい、私は忘れていました。ハード(マザボ)上での制限というモノを。

「載せられるメモリは上限16GBだよ!」

32GBや、あまつさえ64GBを夢見た自分は浅はかでした。詰みました。退路を断たれました。
さてどうしよう、CPU変える?(意味ない)グラボ変える?(いや、あまり効果ないと思う)。CドライブをSSDに変える?(意味ないしドライブ移行作業がめんどくさい)。いや単純に多分メモリ環境どうにかすればイイ気がするよ?…。いっそ新しいの買っちゃいなさいよ!(いずれは買い替えたいけど、今はねぇ…)
頭の中で、ガヴリールとヴィーネとサターニャがワチャワチャしてます。

というわけで、数日考えました。

そういえば、仮想メモリなんてテクノロジーがあったなと思い出します。物理的なメモリモジュールではなく、HDDやSSDの領域を一部分割いて、ソコをメモリ代わりにする方法です。ページファイルをそこで処理できます。
多分一番めんどくさくないのは、現状のHDDにソレを作ること。でもね、所詮はHDD。そんなに速度速く処理できないだろうし、その分ストレージ減るのもイヤ。Cドライブに作って支障でも出たら、ソレこそ大惨事に…ってなるのも…ねえ?って。どうしても最悪の事態を考えてしまい身構えます。その間にも日々の楽しみであるYouTubeやニコニコも安心して楽しめません状態。もー途中で容赦なくバッツンバッツン落ちる落ちる…。ムキーッ!

マザーボードとニラメッコして思いついた対策

犯人は現場に戻る…いや、そうじゃなくて、現状をもう一回把握しましょうと、PCの蓋を開けました。HDDスペースは全て4基埋まっています。グラボやらなんやら諸々で主要なPCIeポートも程よく埋まっています。空けれるPCIe X1が2ポート…。それもグラボのパーツ部に1ポート塞がれてて実質残存は…。ココにストレージが載せられれば載せられれば……アレアレ~?ココって載せられるんじゃなーい?(コナン風)

以前、Amazon巡回中に様々な変換アダプタ類を見ていた時、X1をX16に変換するのとかあったよね?だとしたら…と早速Amazonを開いて検索。「PCI express x1 SSD」
…ありました。私の探し求めたのはコレでした。

x1ポートにM.2 SSDを積めます。これで「ココにSSDを積んで、ココを仮想メモリ専用地とする!」ができる光明が見えました。であれば次はSSDです。安く済ませたいです。でもメモリとして余裕ある容量にはしたいです。で、コレに白羽の矢が立ちました。

仮想メモリモジュール(物理)、パイルダー・オン!

128GBの仮想メモリ専用セットがトータル4000円とチョットです。コレなら我が家の脳内大蔵大臣・勘定奉行もニッコリ。早速ポチります。数日後届きます。そしてSSDを装着して空きポートにフェードイン!(ララ、ラーイ、ララ、ラーイ♪)ドライブ設定をして仮想メモリに120GBをまるっと割り当て!再起動!

はい、そしてメモリ状態はこうなりました!

上段:メモリ使用状況 下段:スワップ処理状態 右:CPU占有率

ブラウザを開いてみましょう。おお、オチません!モッサリしません!ダウンロードも安定です。ストレス発生しません!別に、コレによって高性能PCに生まれ変わったわけではありませんが、とりあえず我が家のインターネッツライフは守られました!解決です!!(やったぜ!)

ちょっとした支障も発生!だがコレも解決だ!

何の支障かといえば、SSDを挿したところには本来、USB3.0カードがありました。ソコをどけてSSDを挿したわけです。USB3.0カードもそれなりに必要だったから挿したもの。それなりに困ります。現在空いているのは、グラボに邪魔されて挿せない状態になっているx1ポートのみ。
…なんとかしましょう!
というのも、ポートは100%ふさがってるというわけではなく、コネクタの余剰部がグラボにぶつかって挿せないという状態。端子の部分は邪魔してないのです。なんとかしようと思えばできる範囲内。で、再びAmazon検索。「PCIe x1 延長」
…で、コレが出てきました。

単なる延長ケーブルです。だがこの状態では挿せません。凸部の左右にある、余裕カマしてる部分が邪魔です。なので潔くニッパーでこうします。コレをこうして、こうじゃ!

パッキーン!と大切断

これでx1ポートに無事挿せました(強引)。いいんですよ、配線通って無いトコだし。

コレでケーブルを延長して、USB3.0カードを接続します。もちろんベイには装着できませんから、内部で宙ぶらりん状態です。数本のUSB3.0対応ケーブルを接続して、ベイの隙間からケーブル(メスオス)を外に出し、ソコにUSBケーブルを挿して利用するようにしました。コレもコレで解決です!
コレでイイのだ!(バカボンパパ風)

いや、いずれは買い替えますよ?

とはいえ、最新・最強性能に成り上がったわけではありません。ブラウザ環境に支障が出なくなっただけです。どうせこの世に生まれたからにゃ、最新ゲーミングPC欲しいさ、新しい液タブも欲しい。

でも、現在はユーロラック・モジュラーシンセの方にお熱状態なので、コチラにデカい資金は投入できません。今回のコレも、もって数年の対処でしょう。がんばって働いて稼いで、オラ、ゲーミングPCさ買うだ!

というわけで、私と同じ様な環境の方で、今年に入ってこういう症状に見舞われた方も多少はいらっしゃるんじゃないかなとは思います。気休めだし、根本解決ではないし、PC性能が爆上がるわけではありませんが、現状維持でなんとか…という方の参考になればと、忘備録も兼ねて突貫工事でこの記事を書きました。参考事例の一つとして、ご査収いただければ幸いです。かしこ!


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