クレープを食べ損ねて考えたこと
帰り道、シナモンシュガーのクレープが食べたくなり、ふと思い出したお店に行ったら、シャッターがおりていた。
お店が閉まっていそうだなという勘があたったなぁと思いながら、コーヒーチェーン店のミルクレープに切り替えを試みるも、「キョウハコレジャナイ」と私の中の私が言うので、もう少し歩み寄って、シナモンシュガーのドーナツを食べるところに着地した。
シナモンの香りと砂糖の甘さで満足できるかと思いきや、クレープとドーナツはやっぱり別だった。書いていて当たり前すぎるなと改めて思う。
ドーナツもおいしかったけれど、近々結局シナモンシュガークレープを求める自分が目に浮かぶ。
自分が欲しいと思ったもののどこが一番欲しい部分なのか、何の要素があれば満足できるのか、耳をすまして暮らしたいなと思った。
情報の渦の中で拾ったり、人から聴いたり、自分の純粋な興味での行ってみたい・食べてみたい・見てみたいがあふれている。
まだ早いと笑われるけれど、人生って短いのかもと思うようになってきた。
知ったらやりたいけれど、体力気力お金時間、限りあるものとのにらめっこ。
「いつか」とか「何かの機会」は自分で作らないと日々流れていくな。とクレープを食べそこねただけなのに考えた数時間だった。