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勢いで大橋トリオのライブに行ったら、すでに来年のツアーが楽しみになった話

大橋トリオが好きだ。

好きなところについて、細かに熱く語ることはあまり得意でなく、ライブ慣れもしていないけれど、生の音に包まれることは好きだし、とても久しぶりに行けたことを書き記しておきたくなった。



今回、チケットを買ったのは1週間前。久しぶりにライブに行こうかという気になり、オフィシャルサイトをのぞくと、ツアー初日なのにまだsold outしていないことを知り、これは行かなきゃ、と思ったのだ。

過去のツアーでは関東から東京、静岡、長野、新潟へ行っている。


今回の名古屋は日帰り旅行にしようと決め、夜のライブを思いっきり楽しむために昼間の予定はあれこれ詰めないことにした。

特に名古屋らしいことはせず、デパ地下のおいしいものを見て周り、目星をつけていた眺めのよいカフェで過ごし、本屋さんをぶらぶらして、夜のライブまでの時間を過ごした。




前日、コンビニでチケットを発券してみたら、2階席の後ろの方だった。
ぎりぎりの購入だものねと思いながらも、正直少し残念な気持ちもあった。
でも、生の音に包まれるだけで幸せだと、自分に言い聞かせた。

ところが、会場に着いてみたら、思っていたよりもコンパクトな会場、かつ2階席の傾斜が強めだったので全体を見渡せる感じかありつつも、遠すぎず、とてもよかった!!
そして、大好きな神谷さんのいるドラム側。
神谷さんは私が初めて大橋トリオのツアーに行った時から釘付けになってしまったドラマーさんである。



「ツアー初日」この言葉が出たMCを聴きながら、ここから違う会場で回を重ねるごとに違うものになっていくのだなぁと今まであまり考えたことのないことを感じた。
もろもろの都合が許せば、ツアー全部に行くこともしてみたいなぁと思った。同じメンバーで何度も演奏していれば、こなれてきたり、変えてみたり、ホールもお客さんも違うから、違う演奏になるはず。


近いところでやる公演に行くものだとばかり思っていたけれど、ツアーの熟成を楽しむこともありだと初めて思った。ライブによく行く人にとっては当たり前のことなのかもしれない。
私は、今回、ツアー初日に行ったからこそ、感じたことである。
ツアー日程を見て、移動や休みを調整するのはどう考えても大変そうだけど、ツアー期間中は生活に謎のハリが出そうで、おもしろいかも。

ちなみに、今回と同じホールなら、この席をあえて指定したいくらいに気に入った。
これは来年以降の自分への申し送り。


演奏している人の動き、表情が見えて、音の振動が伝わり、その空間に包まれる。演奏全体をなにやら調整している感じもみてとれる、ライブならではのアレンジもひたすらよかったなぁ。

3曲目でスイッチが入ってから何度も涙して、これたことに感謝し、生きているといいこともあるものだ、私も音楽したいなどと思った。



音を奏でている人たちが楽しんでいるのを見てて、こちらも幸せだった。
聴いているのも楽しいけれど、演奏している本人が1番気持ちいいだろうなぁと思う。だから、私もサックスを吹いてみたりドラムを叩きたくなってしまう。我ながら単純だと思うけれど。



割と思いつきで、チケットを買い、新幹線もとり、体力気力の照準を合わせ、無事に行って帰って来れたこともとてもうれしく、満ち足りた気持ちで帰路についた。

というわけで、勢いでライブ初日に行ったら、来年に向けた楽しみを見つけた話でした。

公演前にちゃっかり天むすを食べた(地雷也)

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