行動と習慣とお弁当の話
行動が変われば思考が変わる
思考が変われば気分が変わる
気分が変われば状況が変わる
以前お世話になっていたカウンセラーの先生がいつもおっしゃっていたことを、ふと思い出しました。
この手のフレーズは結構いろんなパターンがあるように思っていて、
哲学者・心理学者であるウィリアム・ジェームズ氏のこの言葉が大元のようです。
"心が変われば行動が変わる、行動が変われば習慣が変わる、
習慣が変われば人格が変わる、人格が変われば運命が変わる、
運命が変われば人生が変わる"
タマゴが先かニワトリが先か、みたいな議論になるので、どの順番が正解なのかを問うのはあまり意味がないように思います。
ただ、認知行動療法をベースにしたカウンセリングを受け、1日の行動と気分を記録し、客観的に見つめ直すことでメタ認知能力を上げることができた経験から、冒頭の言葉がしっくりきます。
思考や気分が変わるだけで、同じ物事に対しても受け止め方が変わる、ひいては自分視点で捉える「状況」が変わるのだと。
ではなぜこの言葉を思い出したのかというと。
「お弁当」に対する認識が変わってきたな、というのをふと感じたからでした。
2019年末から、わっぱ弁当生活をスタート。
1週間おきの投稿ですが、よく見るとあまり変わりばえしないし
なんなら週末に作りおきして、平日は毎日ほぼ同じような内容のお弁当を食べています。(なので毎日写真をアップ…はできません。笑)
それでもわっぱ弁当生活を始めてから毎日のランチタイムが楽しみになり、「お昼ごはんを買って済ませること」への抵抗感すら生まれるようになりました。
中高生の頃は母がお弁当を持たせてくれましたが、たまに「買い弁」の日があるとちょっとワクワクしたり。(母には申し訳ないけれど、お弁当が嫌というよりは、「いつもとちょっと違う」のが良かった年頃だったのでしょう)
就職してからもお昼を職場に持参することはたびたびありましたが、お米とおかずがそれぞれ入ったタッパーを、冷蔵庫から出してそのまま持っていき、職場のレンジであっためる…みたいなことがほとんど。
お弁当を詰めることすらおっくうで、ましてやお手入れの大変そうなわっぱなんて使いこなせないなと、先月の中旬ぐらいまでは感じていました。
…そんな風に思っていたにも関わらず、人の考えはこうも短期間で変わるのかと驚きすら覚えます。
やってみたら、
意外と簡単だった。想定以上に気分が上がった。
週末にまとめて作りおきして、できる限り楽に詰められるよう準備しておけば、平日は朝10分ぐらいで準備完了。料理が嫌にならない程度に、1〜2品は買って済ませたりもします。
そして、わっぱに詰めたお米のおいしさといったら…!白木が水分をいい感じに調整してくれるので、べちゃっとせず、粒の立ったお米が楽しめます。
蓋を開けたときの、ぎゅっとおかずの詰まったビジュアルも見ていて嬉しくなってしまう。
食べ終わったあとは職場の流しで水洗いして、乾かして持ち帰るだけ。そのまま次の朝につながります。
まずは行動してみる。
行動の結果、自分自身の思考や感情がどう変わるのかを振り返ってみる。
ポジティブな感情を抱くことができれば、次の行動へのモチベーションになる。
そんなことの繰り返しで、習慣というのは少しずつ変わっていくんだと、改めて実感したここ1ヶ月でした。
頭の中にアイデアや妄想はあるけれど、なかなか実行に至らないことも多かったりするので、まずは行動してみること。
最初の一歩を大事にしていきたいなと思います。