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大きく空に五つの輪 10月句会


草笛さん主催の句会。10月分です。
今回の(も)わたしの句は、反省点ばかり目立ちました。

いきます!

歳月よ声遠のけば彼岸花
季語 彼岸花

秋刀魚買う庶民の味とはいつの事
季語 秋刀魚

つれ添って歩いた山よ斑紅葉
季語 斑紅葉

蓋の中まだまだ待てと栗ごはん
季語 栗

体育の日おおきく空に五つの輪
季語 体育の日


歳月よ声遠のけば彼岸花
つれ添って歩いた山よ斑紅葉

まずこの二句です。ありがたい事に選んでくださった方もいらっしゃいますが、要素を入れる事で終わってしまい、表現の仕方に工夫が欲しいと思いました。

秋刀魚買う庶民の味とはいつの事

これも選んでくださいましたが、かなり川柳に寄っています。

また、体育の日の句は講評にもありましたように、前回の東京オリンピックです。ブルーインパルスが五つの輪を空に描きました。
句会でもお話しましたが、エピソードを少し。

当時のブルーインパルスですが、今のような高性能のレーダーが無く、感覚と目視で綺麗に五輪を描くのが非常に難しい。練習で満足のいくものはできていなかったようです。
前日の夜は土砂降りの雨だったそうです。これで明日はやらなくて済むと思った隊員は、六本木で飲んだくれてたそうです。
ところが朝になると晴天。😱😱😱

気合いを入れて飛び立ち、大成功。
鳩が飛び立ち、観衆が目で鳩を追い空を見上げると、その瞬間に五輪が描かれたとの事です。

当時わたしはまだ四歳。もちろん直接的な記憶はありませんが、エピソードを知り思いを馳せてみました。



さてさて、来月はもう少し良い句が詠めるように頑張ってみます。

句会、参加者全作品及び講評等はこちらです。



#現代語俳句の会 #俳句 #エッセイ





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吉田 翠*詩文*
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