春待てば母の手うごきひめくりよ
kusabueさんの投句会に出した句を推敲しました。
春を待ち母が手にするひめくりよ
こちらの句ですが、kusabueさんにご指摘いただいたように中の七が弱いです。景が弱い。
そこで推敲してみました。
春待てば母の手うごきひめくりよ
この句について少し書いてみます。
もともとここでの「母」とは、「母たる我が身」が自分の中で強い。
苦しみ、困難。それらを乗り越えたなら。そういった意味での春。祈るような気持ちで春を待つ日々に、ついあれこれ考えてしまうけれど、過ぎた昨日をえい!と捨てるべく今日に向かう。
とりわけ母というものの性でしょうか。「母」には、語るよりも多くを胸に秘めている場合があるようにも感じます。
そんな時は誰にでもあるはずです。
恐らく自分の母もそんな日々の連続であったろうと、それも重ねています。
それと特選に選んでいただいた句。
女こそおしくらまんじゅう押し返せ
困難も、笑い飛ばしながら闘っていくだけの度量があれば……
女は本来、強いものです(๑>◡<๑)
kusabueさん、感想とご指摘ありがとうございます。
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