いつかの音楽
皆様はこれぞ!というか運命的な音楽に出会ったことはありますでしょうか? ミーハーというか心の琴線の方向音痴な海山はタイの地方の民族音楽、木遣り、ブルガリアの古いクリスマスソング、ハンガリーのカロタセグの舞踊曲など、全く地域も時代もバラバラな曲またはジャンル全般に、初めて聴いた瞬間に恋に落ちる、または耳というか心が懐かしく沸き立つようなことがありました。
その中でも、その曲というかその音楽アルバムに出会ったのはヴィレッジヴァンガードの店頭でした。販促用に店内に流れていた一曲が気に入って、CDアルバムを購入しました。自宅でも外出先でもアルバムを何度も聴いている内に、最初気に入った曲とは違う曲に惚れました。
聞けば聞くほど、この曲から触発されたミステリー小説を書きたい! そしてもしも映画化されたらこのアルバムをテーマ音楽にしたい図々しい妄想は膨らみました。
が、書きたいと思っても全く書けないのが我がポンコツっぷり。脳内ではすでにメインやサブキャラクターは決まっていて、結末もバッチリ。でも肝心の途中、そしてなによりも導入部で大事な、ガールミーツボーイな主人公とサブ主人公との出会いがうまく考えられずでそのままストップ中です。
時が経ち、そのアルバムを出していた男女デュオは2枚目のアルバムを出した後活動中止。ボーカル担当の女性は個人でライブハウスなどで音楽活動をスタート、作曲メインだった男性は別の女性ボーカルとコンビを組んでweb上で作品を発表、でもいつしかそのwebページもなくなってしまい、その名前では消息を調べることはできませんでした。名前を変えてどこかで音楽をされているのかしら?
なんでこの曲の話になったかというと、最近参加した「星々の集い」という文芸コミュニティのリアルイベントで様々な言葉を紡がれている方々と出会って、皆様はどんなことをきっかけに物語を考えられているのかしら?と思ったからです。
同じように音楽を聴いて小説や詩などを着想された方がいらっしゃったのかなあと。その曲をぜひ聞いてみたいものです。
となんだか中途半端なエッセイをお許しください。
尚わが心にずぎゅんと響いたブルガリアのクリスマス音楽は
「Music Of Bulgaria」というCDアルバムの「クリスマスの歌 I」です。
1964年8月に現地で録音されたそうです。アーティス名も不明。
ブルガリアのクリスマスに憧れ中です。
ブルガリアのクリスマスソングの説明web 家々を訪問して歌ったりするようです。
https://www.burgasmuseums.bg/en/encdetail/traditional-bulgarian-christmas-songs-229
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あらま調べを続けていたら、「コレダリと呼ばれる衣装を着た男たちが近所の家を回りながら、悪霊を祓うと信じられている歌を歌い、食べ物やワインを楽しみながら、行事は夜が明けるまで続きます」
https://www.mid-europe-ex.com/blog/item/12019.html
ということで我が心は悪霊払いの歌にときめいていたようです。
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