障害者手帳を持つ私の就活を通じたエンジニアの障害者雇用の話
こんにちは、みどりと申します
22歳のひよっこエンジニアです!
精神障害者保健福祉手帳3級を持っています
最近行った就職活動を通じて、障害者雇用について思ったことを書いていこうと思います
社会経験が未熟な立場ではありますが、1意見として参考にしていただけると幸いです
現状の障害者雇用の良いと思った点
配慮が受けられる
応募時や選考時に相談ができる
求人の時点でどの配慮を実施しているか書いてあることもある
学歴不問が多い
大卒を求める大企業でも、学歴不問であったりする
障害の影響で学校に通えない人も多い中でありがたい
通院がしやすい
通院のための早退等が認められている会社は多い
時短勤務が可能なこともある
ある程度の時短勤務が可能な求人がある
在宅勤務可能が多い
障害者雇用では在宅勤務が可能な求人が多く、出社に特に困難を感じる方には大きなメリットである
現状の障害者雇用の悪いと思った点
フルタイムのみの求人も多い
精神障害を持つ人の多くは、フルタイムであることが働く上での最大の困難の1つとよく聞く
通院時のみの時短では足りないのではないか
配慮可能事項が曖昧な会社も多い
求人や求人サイトの形式によっては、明記してあることもあるが、求人に一切情報がなく選考の中で相談していくのは不確定要素が多すぎる
不確定要素が多いと、本人の求人選びに支障が出る上に、企業側が沢山配慮を用意していても伝わらずお互いに損である
一般社員と比べて年収が数百万下がることも多い
そもそも仕事内容が異なることが多いので年収も下がる
仕事内容の変更が必要ない場合の求人もあれば幅が広がると思う
一般社員とは違うレベルを下げた求人しか出さない会社が多い
配慮さえあれば仕事のできるスキルのある人もいるはずだが、スキルの必要のない仕事を求人として出すことが多すぎる
配慮環境を整えてこれまで雇用できなかったスキルの高い人材を雇用した方が会社も利益があるのではないだろうか
就活を通じて思ったこと
多様性は認められてきている
私は障害者雇用を使わずに就職が出来た
それは一般雇用でも個人に合わせた柔軟な働き方ができる会社に出会ったからである
それゆえ、給料が大幅に減り配慮可能事項のあいまいな障害者雇用は、あった方がいいこともあるけどデメリットの大きいものとなり、一般雇用はデメリットはなくメリットが多いものとなった
障害者に限らず、多種多様な人物が得意を活かし苦手をカバーして働ける環境は着々と進んでいるのかもしれない
一方で、障害者雇用という枠組みはまだまだ考慮の余地がありそうである
企業は何の目的で障害者雇用をしているのだろう
純粋な疑問なのだが、企業側はメリットを求めて障害者雇用をしているのか、政策で定められた義務を粛々とこなしているのか、ボランティアで行っているのか、どれなんだろうか
メリットを求めるならば、
配慮の手間 < 人材価値
となるような人材を欲すると思ったのだが、なぜ仕事を簡単な内容に均一化して、まるで無償の人助けかのように求人を出すのだろうか
障害者雇用の進んでいない社会なのだから、配慮内容を差別化することで、高いスキルの人材を確保できるのでは無いのか
義務のために行っているのならば、今の体制は企業側には悪くないものだと思う
メリットを得るためには、これまでにないノウハウが必要なわけで、その手間よりも現状を維持して義務を果たすのは理にかなってるように思う
ボランティアでやっている会社はあるのだろうか
ここで言うボランティアとは、手間隙かけて役に立たないけど使ってあげているという見方である
それが良い結果をうむのかは私には分からない
何もしないよりよっぽど良いのかもしれないし、そこから更に少しの工夫でウィン・ウィンの関係に持っていけるのかもしれない
エンジニアの障害者雇用はどうなっていけば良いのだろう
わたしは、スキルはあるが配慮が必要な人向けの求人も増やして欲しいと思う
また、専門家や障害を持つ本人の提案を柔軟に受け入れるという段階をふむと良いと思う
また、ほんの少しの配慮で良い方は給料をほとんど変えない、または障害者雇用でなくても雇う体制があると良いのではないだろうか
障害を持つ方に必要そうなもの(自信なし)
報連相、自分の得意不得意の把握、具体的配慮事項の提案が必要な能力な気がする(自信はない)
さいごに
長い文章を読んで頂きありがとうございます!
中途半端な当事者かつ社会経験が浅いため、理想や決めつけばかりで現実を見ていないことも多々あると思います
それでも、より良い社会になることを願っています