科学館レビュー9:気象科学館
◆ポイント◆
気象庁が運営している天気や自然災害について学べる科学館
2020年にリニューアルオープン!
防災についてしっかり学ぼう!といった感じで、学習要素強め
2024年5月訪問@東京都港区。
内容
気象庁本庁舎の2階にあります。気象庁が大手町にあった際は大手町庁舎の1階にあったそうですが、本庁舎の虎ノ門移転に伴って2020年にリニューアルオープンしたそうです。ちなみに1階には「港区立みなと科学館」があります。
独自性★★★★☆
名前の通り、展示内容は気象や自然災害に特化しています。
地域性★★☆☆☆
気象庁の本庁舎内にある科学館なので、この場所にあることは必然かも。港区虎ノ門とのつながりは特になさそうです。
現物展示★★★☆☆
実際に使用されている雨量計などの気象観測器が展示されています。雨量を測定する仕組みなどについて、実際に自分の目で見ながら理解することができます。積雪計では、その仕組みを応用して自分の身長を測定することができます。
最先端★★☆☆☆
まさに現在、日常で使われている技術、という意味では全体的に最先端の内容なのかもしれません。展示自体も、タッチパネルの利用や椅子が振動するなど、工夫が感じられます。
ただ、最先端の気象科学に触れるというよりは、自分で考えたり、理解したり、基礎を正しく知ることに重点が置かれているように感じました。
対象・客層
文系でも楽しめるか★★☆☆☆
気象や防災はすべての人に身近な内容なので、文系理系問わず参考になる内容が多いと思います。
理系でも楽しめるか★★☆☆☆
科学知識の解説もいくつかありますが、それよりも常識的なクイズや日常の心構えに主眼が置かれている気がします。
大人も楽しめるか★★★☆☆
防災に対する心構えなどは、大人の方が参考になるかもしれません。各ブースをそれぞれじっくり見て回りたくなるかも。
子供も楽しめるか★★☆☆☆
学校で学んだことを再確認したり、クイズにチャレンジできたり、楽しみながら学習できるような工夫がされています。
イベント・設備
サイエンスショー・実験教室★☆☆☆☆
展示のみで、イベント等は行われていないと思います。
プラネタリウム★☆☆☆☆
出入口の後ろ側に、港区立みなと科学館のプラネタリウムがありますが、気象科学館とは別かなと。
お土産コーナー★★☆☆☆
地下にある気象庁の食堂で、はれるんのグッズを取り扱っています。土日は定休日で平日の8:30~19:00のみの営業なので注意。
その他カフェなど★★☆☆☆
建物地下に、上記の食堂があります。
基本情報
広さ★☆☆☆☆
500㎡程度の広さですが、シアターやブースで区切られており、広いとは感じません。
交通の便★★★★☆
最寄りの虎ノ門ヒルズ駅からは徒歩4分。駐車場はありません。
所要時間★★☆☆☆
1階のみなと科学館と合わせて見学する人が多いのではないでしょうか。すべてのブースを体験すると数十分かかるかもしれませんが、ざっと見て回るだけなら時間はかからないと思います。
気象予報士の資格をもった解説員の方が常駐していて、質問に答えてくださるのはありがたいですね。
日本は災害大国なので、防災関係の展示がメインになることは仕方ないのかもしれませんが、もっとワクワクするような自然現象も扱っているといいのになと思いました。虹とか蜃気楼とか、見栄えも良くて楽しめて勉強になる気象現象はたくさんあると思うので。
展示には英語字幕が併記されているものも多く、外国の方向けにも対応されているのはさすがだなと思いました!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?