番外編 日中線しだれ桜 in 喜多方
春にに書き終えるはずだった桜旅の備忘録、番外編までやっと辿り着いた……。
以下、本文。
新潟の高田城址公園で桜旅を終えたのだが、ニュースで東北や北海道の桜情報が流れると心がざわつく。
計画では、新潟の後に京都の吉野桜、福島、岩手、秋田、青森、北海道と北上するはずだった。だけど、今年の桜前線は想像以上に早く、満開の桜を見る!という拘りにこだわれなくなって。それでも行くか迷ったが、結局来年に繰り越すことにしたのだったが。
旅を終えてから1週間。旅の余韻を引きずり、これまでの美しい桜と美味しい地方名物が忘れられない。結局、「しだれ桜の並木道って珍しいから、行ってくる!」と日帰り桜旅へ出た。
新幹線で郡山へ行き、在来線に乗り換えて会津若松経由で喜多方へ向かう。
喜多方駅の駅舎は、煉瓦造りなのが趣があっていい、気分も上がる。
日中線しだれ桜並木は、駅から徒歩5分と近い。喜多方駅で降りた人は、大方、同じ方向に進むので、みんな桜を見に行くのだろう。
桜並木は1000本のしだれ桜が3kmに渡って植えられているそうだ。
歩き進んでいくと「ここから桜のトンネル(撮影スポット)となります」と丁寧に看板で知らせてくれている。映えスポットは人だらけ。
ここはJR東日本のポスターで使用される場所である。会津若松駅で乗り換えるときにもパスターが貼ってあって、そのイメージを重ねながら目の前の桜のトンネルを見るが、ポスターのようにはいかない。前泊して朝イチにでも来ないと、桜と自分だけという構図はとても無理だった。
途中にSLが展示されていた。日中線という路線を走っていたSLらしい。
3kmの桜並木を往復し、足はくたくた。
足休めとお腹を満たすために名物・喜多方ラーメンのお店を探す。
選んだのは、駅近の櫻井食堂の支那そば。
透き通ったスープは、さっぱりした味わいで、チャーシュー、メンマ、ナルト、ネギと具がシンプルでいい!
桜旅は喜多方ラーメンで〆とする。