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「画面越しの態度が悪い」をカメラマンが検証してみた

【本noteの留意点】
※当該記事の中で当人が解雇になった理由か否かには言及しません。
※当該記事の真偽を言及するものではありません。
※当事者の方を誹謗中傷する目的のものではありません。
※筆者の単純な興味から「画面越しの状況」がどういった状態だったのかを分析するだけです。


こんにちは、みどりのパスタです。


今日は朝から大変興味深いワードがTwitterのトレンドに上がっていましたね。

「#リモート研修中」というワード。


こちら、本日5月19日(火)の午前中にトレンド入りしてから21:50時点で、下記の記事に関して,000件近くツイートされています。

【記事の内容の要約】
新卒で入社した吉田さん(仮称)が、入社した某IT企業に就職し、リモートで研修を受けていたところ、「リモート研修中の態度が悪い」との理由で解雇された。

現在は無職で、自身がプログラミングスクールに通うための学費と設備費を入手するため、クラウドファンディングを立ち上げようと計画している。

諸々、会社側、吉田さんの双方に対して様々意見が飛び交っており、また、本noteは、正直この記事の真偽も定かではなく、一方の話しか掲載されていないため、特にどちらが悪い、などの意見を述べるものではありません。


本noteは、記事内の「顎から下が映っていないことがマナーに反する」ということが、一体どういった状態なのか、映っている側(被写体)と見ている側の両方の実態を検証してみよう、という趣旨です。

【記事内から抜粋】
「吉田くんは、画面越しで顎の下が見えず、ちょっとはみ出している時がある。それに、ワイシャツの上にカーディガンを羽織っていたでしょう。ある講義では、立膝で話を聞いていた。態度が悪いんです」
(引用:日本初?リモート研修中にクビになった、法政大卒新入社員の末路


それでは、検証してみましょう。



リモート利用環境の推察

吉田さんは会社の研修にはパソコンからネットを利用して参加した様子。

【記事から抜粋】
「コロナ禍により、新卒研修はすべてオンラインで行われることが通達されました。内容は、マナー講習に始まり、人事の方のセミナーを聞くほか、ビデオチャットしながらグループ課題をするというもの。期間は4月から6月までの3カ月です。原則ワイシャツを着て自宅から参加することが課せられたので、それに倣って部屋でネットをつなぎ、パソコンで研修を進めました
(引用:日本初?リモート研修中にクビになった、法政大卒新入社員の末路

また、別途で記事内で新たにパソコンの購入を希望している文面もあり、過度に整った環境ではなく、通常の大学生の持つネット通信環境、パソコン利用であったと推察されます。

上記から、外付けのWebカメラではなく、通常のパソコンの内臓カメラを利用しての研修参加であったのではないでしょうか。



見る側はどう見えていたのか

続いて、記事内の会社側人事担当者の言葉をもう一度振り返ると、

【記事内から抜粋】
「吉田くんは、画面越しで顎の下が見えず、ちょっとはみ出している時がある。それに、ワイシャツの上にカーディガンを羽織っていたでしょう。ある講義では、立膝で話を聞いていた。態度が悪いんです」
(引用:日本初?リモート研修中にクビになった、法政大卒新入社員の末路

「画面越しで顎の下が見えず」「ちょっとはみ出している時がある。」という言葉から、下記のように見る側からは見えていたと推察します。

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上記の図からわかるように、画面には顎から上の頭部のみが映っていたことになります。



被写体の状態は?

前項の画面のように映るには、被写体側(今回は吉田さん側)はどのような状態になっていたのでしょうか?

今回ポイントとして見るのは、以下の点。

【見るポイント】
・パソコンの内蔵カメラの画角
・パソコンの液晶の角度
・被写体の姿勢
・被写体とパソコンカメラとの距離

ポイント① パソコンの内蔵カメラの画角

パソコンの内蔵カメラは、一人でWeb会議をする分には問題ありませんが、多人数で映るには画角が狭い、つまり、映る範囲が狭いのが特徴です。

通常のパソコンでは被写体の鎖骨〜胸元から上が画面の8割くらいを占めるくらいの映り方になります。

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ポイント② パソコンの液晶の角度

パソコンのカメラは、液晶のある面に埋め込まれる形で内蔵されているため、カメラのアングルは液晶の面に左右されます。

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ポイント③ 被写体の姿勢

リモートでパソコンを利用している場合、滅多なことではパソコンは動きません。そのため、画角に収まるか否かは、動きが制限されていない被写体側に依存します。


ポイント④ 被写体とパソコンカメラとの距離

上記と同様に、被写体とパソコンとの距離によって、画面内にどのくらいの大きさで被写体が映るのかが左右されます。これは、被写体の動きに依存する場合が多いです。



顎から下が切れるようなパソコンの状態と被写体との関係の推察

それでは、前項のポイントを踏まえて、パソコンの状態と被写体との関係をみていきましょう。こうすることで、今回の吉田さんが、画面外でどのような姿勢でいたのか、ある程度推察できます。


まずは、通常の姿勢と画面の映り方です。

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パターン① パソコンの液晶面が開きすぎていた?

上記の状態からまず考えられるのは、パソコンの液晶面が開きすぎていたのではないか?ということです。

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上記のように、パソコン面が開きすぎていると、自然とカメラのアングルの上にずれてしまうため、頭部の上に空間ができ、顎から下が切れてしまいます。

しかし、上記の状態だとパソコンの液晶も合わせて角度が開いてしまうわけですから、画面はみづらい状況になるのではないか?


パターン② 姿勢が極端に悪い

パソコンを開くことでカメラのアングルを上に上げるのではなく、パソコンは通常の状態、そのまま被写体の頭が下がる状態になると、顎から下が切れる状態になります。

上記の場合一番に考えられるのは、極度の猫背になる、という場合、もしくは、ねぞべって使用、という場合です。

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姿勢が悪くなると、頭の位置が自然と下がるため、画面に映る顔も下に下がり、映らなくなります。



「顎から下が映らない」は態度が悪い?

さて、ここからが本題ですが、再度「顎から下が映らない」状態をみてみましょう。

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この状態は、前項でも述べたように、パソコンの角度が開きすぎているか、姿勢が極端に悪いか、が想定されます。


パソコンの角度が開きすぎている場合、パソコンのカメラのアングルはからになります。

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下から煽るアングル、というのは視線が物理的に上からになってしまい、として「態度が大きい」「見下している」という印象が強くなってしまいます。

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また、顎から下が映らない、となると、服装も何もかもが映りません。

いくらきちんとした格好をしていても、映らないのですから、見ている相手からしたら、極論、何も着ていない人と同じなのです。


当然、姿勢が悪い場合は、やはりちゃんとした良い印象にはなりません。姿勢が悪いと、不健康的、不誠実な印象になります。

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まとめ〜自分では意図してなくても、結局は相手次第〜

さて、今回の結論としては、「自分では意識してなかったことが、相手に思わぬ印象を与えてしまっているかもしれない」ということに帰結するのではないでしょうか。

今回の記事のいう「態度が悪かった」が、全て「画面の顎から下が映らなかった」に帰結するものではないですし、他にも理由があったのかもしれません。そもそも、会社の対応、処遇に問題はないのか?


ここでは、冒頭でも申し上げたとおり、問題提起に止まり、私の意見はあえて申し上げません。


しかし今回のnoteで一つ気づきとして欲しかったのは、「自分の意図」ではなく「相手の受け取り方」により意識を向けて、細々したことに配慮しましょう、ということです。



筆者紹介

note用自画像

関西圏内でデザイナー/カメラマンとして週末フリーランスをする24歳、女。スターバックスのコーヒーを飲みながらスターバックスで仕事をするのが好き。

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