【セミナー感想】もはや趣味のツールではない、instagramの活用方法〜SNSマーケティングの新極意〜
初めてWebセミナーなるものに参加してきました。
現在、着々と広報やらライティングやらWebマーケティングやら勉強を進めているわけですが、本日はSNSマーケティングの中でもInstagramに話題を絞ったセミナーに参加してきました。それも、Webセミナーです。
今回参加したセミナー
今回参加したセミナーは「Instagram広告・ShopNow・ストーリーズ・ハッシュタグの設計など、最新トレンド・事例を多数ご紹介!”Instagram最新トレンド紹介”セミナー」と言うものでした。
Webセミナーって初めて参加したのですが、実際のセミナーとオンラインの講座のいいところをとった感じがして、とても良かったです。
実際のセミナーはリアルの場に行かなくてはならないけれど、その場のリアルの反応を見てその場に合った内容の話が聞けるかもしれない即興性があり、逆に、オンライン講座だと場所と時間が自由な代わりに、リアルの柔軟性はありません…。
しかし、Webセミナーは、自社内で参加ができ、また、チャット形式ではありましたが、きちんと質疑応答の時間があって自分たちのわからないところや懸念点などを解消することもできる、といった感じ。
リアルでのセミナーなので、時間に関してはどうしても拘束されてしまいますが、会議室などで視聴すれば、めちゃくちゃリラックスして見られますし、気になったことはその場でチャットしてしまってもいいというラフさが良かったです。
さてさて、そんなセミナーですが、こちらの内容はざっとこんな感じ。
・instagramの現状
・最近の機能アップデート
・instagramで売り上げを上げるには?(活用事例の紹介)
・質疑応答
といった感じ。今回は、私が特に学びだなと思ったところをご紹介いたします。
instagramとUGC
instagramは、ただ写真を発信したり、趣味や興味でコミュニケーションを図るだけのメディアではなく、購買を検討するためのメディアへと成長しました。
近年、instagram初めSNS上で商品やサービスの購入を検討し、購入に至った、と言う事例が増加傾向にあるようです。マーケティング、販促においてSNSの重要性が叫ばれるのも、肯けます。
ここで登場したのが、UGC。こちら、先日公開したnote、「私でもできるかも、という希望。〜読書感想文〜」でもご紹介しました『僕らはSNSでものを買う(著・飯高悠太)』にも登場したワードですね。
<UGCとは>
User Generated Contentsの略称。ユーザー自身が作成したコンテンツのこと。口コミなどを指すことが多いが、必ずしもそうではない。
セミナー内ではサラッと流されてしまいましたが、UGCを見て購入に至る、というユーザーが多く、また、UGCをうまく発生させる企画を実施したり、UGCを自社アカウントやランディングページ等に口コミとして活用して、購買行動を起こしやすくしている、と言うことは事例として多く発生しているようです。
そして、instagramはこのUGCを活用するのに向いているようなのです。
先述のnoteでは、Twitterを中心に話が展開されましたが、instagramでは、instagram上の機能を活用する事で、より購買までの行動のハードルを下げられるのです。
ストーリーズの活用方法
ストーリーズは、instagramをご利用の方にはなじみ深いものだとおもいます。タイムライン上にある、24時間すると投稿が消えてしまう短い動画のようなものですね。
↑赤枠のところです。
↑実際にタップしてみるとこんな感じ。
ストーリーズと通常の投稿で違う点といえば、
・24時間で消える(特別に残す、と言う事をしなければ)
・スワイプしなくても勝手に流れていく
・アンケート機能がある
といったところでしょうか。
私も普段からinstagramは個人的と仕事用に利用していますが、ストーリーズは利用したことがありませんでした。とてもライトで、24時間で消えてしまって、メリットを感じなかったからです。
しかし、昨今ストーリーズの利用量は2年前と比較してなんと70倍にまで増加しているそうです。
理由は、これは確かな情報ではないのですが、若者のスワイプ疲れが関係しているとかしていないとか。
確かに、ストーリーズはわざわざ縦長いタイムラインをスワイプする必要なく、ただただ流れていく様子を見ていればいいですもんね。そういえば、instagram以外にもFacebook、LINEなどでも見かけます。それだけみんな使ってるんだなぁ。(instagramはFacebookから出てるサービスなので、Facebookで使用できるのはわりと当たり前なのかも?)
今回ここで紹介された活用方法は、以下の5つ。
①アンケート機能でユーザーの興味を調査
②Q&Aをストーリーで募る&解決
③フォロワーとのコミュニケーションに活用
→24時間という短い公開時間を利用して、曜日や時間帯に即した内容を投稿することで、フォロワーの共感を誘いコミュニケーションを図る、ということらしいです。
④UGCを引用投稿し、商品を訴求
→フォロワー、ユーザーが自社商品/サービスについて投稿している内容を許諾をとって自社アカウントで投稿しなす、ということ。
⑤新規投稿の通知
→通常の投稿だとフィード上で流れてしまうので、ストーリーズで通知し自社アカウントへの流入を促す、ということ。
個人的には③、④が使えそうだな、と感じました。UGCを引用投稿することは、投稿頻度を担保することにつながります。
自社だけでコンテンツを企画するのは運用に支障をきたすほど難しいもの。現在、私も会社でSNS運用担当をしていますが、コンテンツを考えるのが一番大変ですね。
UGCならば、コンテンツを考え投稿するのはユーザーですから、企画を考える労力が節約できるんですね。
加えて、UGCはサービス提供者の言葉ではなく、実際の利用者の言葉なので、信頼感が段違いで違います。信頼も担保できるという、まさに一石二鳥なのです。
ハッシュタグの設定のコツ
UGCを活用する、ストーリーズを活用する、と、ついでinstagramで特徴的なのが、このハッシュタグです。ここでは主に、どのような観点からハッシュタグを設定すればいいのか、コツを教えていただきました。
まず、自社ブランドのハッシュタグをつける場合。これには3つのチェックポイントがあります。
①ブランドらしさが表現できているか。
②覚えやすいか。
→愛着を持って使用できるか、と言うようなニュアンスも含んでいます。
③頻度が高いか。
→ハッシュタグが使用される頻度が高いのか、という指標です。
この事例として紹介されていたのが、KIRINさんの「#きょうのキリン」です。kれは本当に秀逸だな、と話を聞きながら感じていました。
①に関しては、言わずもがなビールのKIRINであることですでに認知ができていますし、ここをカタカナ表記にしたことで入力の手間も省かれていて、②もクリアされていますね。
ポイントは③です。「きょうの」と入れることで、いつでも投稿できる、なんなら毎日投稿したくなるハッシュタグになっていることがとても秀逸です。
◯◯ランチとか、私の◯◯とかもこの類なのかも?
自社ブランドのハッシュタグを付けたら、次は自社ブランドに関連するキーワードのハッシュタグです。自社ブランドのハッシュタグだけつけても、それを知っている人だけしかハッシュタグから流入してきませんからね。
ここでも3つポイントがあります。
①自社に関連するハッシュタグを常に研究すること
②ワードの大きさ、メジャーさを意識すること
③ハッシュタグの数を場面に応じて調整すること
特にこの③に関してなのですが、1投稿につけられるハッシュタグの上限は30個で、たくさんつければいい、と言うわけではないようです。
instagramのアルゴリズムでは、あまりにたくさんのハッシュタグをつけているものは表示順位が落ちるよう。
適性個数は、大体9~12個くらいだそうですよ。
まとめ〜小売り業/メーカーには相性が良さそう〜
一部抜粋して紹介しましたが、全体的に聞いていて思ったのが、小売業/メーカー系とはめちゃくちゃ相性良いのではないか、と言うことですね。
ECサイトとの連携もどんどん進んでいますし、ユーザー層も、最近では10代〜20代の女性だけではなく、40代〜50代の男女も増えているようです。
逆に、BtoB系商品/サービスとは相性が良くなさそう。ここは個人的にも研究/検証していきたいところです。
各世代、ユーザー層で、instagram上での動向や使用目的、用途が違ってくると思うので、一概にはいえませんが、目的と施作をしっかり設計して実行するのにコミットできれば、広い業界で成果はだせそうです。
セミナー主催者紹介
大変勉強になりました、ありがとうございます。今回セミナー開催いただいたのはこちらの企業↓
筆者紹介
関西圏内でデザイナー/カメラマンとして週末フリーランスをする23歳、女。スターバックスのコーヒーを飲みながらスターバックスで仕事をするのが好き。
ちなみに私のinstagramはこちらです。更新頻度めちゃくちゃ低いですが、興味ありましたらぜひご覧ください。