見出し画像

昨日のニュース。

自殺の動機「奨学金の返済苦」、22年は10人 氷山の一角との声も
https://www.asahi.com/articles/ASR6K73JTR6FUTIL00W.html

「原因や動機」の項目が見直されたことで明らかになった数字で、氷山の一角とも記事には書かれている。

自分の未来のための投資(奨学金をそう考えるのであれば)が、自らを追い詰めるのはとても悲しい話だ。

大学進学希望者を入学定員総数が上回る「大学全入時代」が2024年にもやってくると言われている。LinkedInのSDGsの動画でもその話に触れた。

しかし、これは数字上の話。教育格差は、収入格差と繋がる。

この事象が、本気で学びたいから奨学金を選び、その先で起こるのであれば、本末転倒だ。

大学経営はビジネスではあるが、教育現場だ。
教育が平等であるのは、義務教育まで? そこもすでに怪しいけれど。

大学へ進学する理由は何だろう?
1)学びたいことが明確にある
2)就職のため(将来の自分の肩書のため)
3)まだ未来を決めかねるから
4)誰もが行く環境に居るから
5)明確な目的はないが、それだけの学力があるから
などなど。理由など進学する人の数だけあるだろう。

18歳という年齢で、将来を決めるのは酷な話だともいわれる。一度、社会に出てから、とも言われる。しかし、一度社会に出ると学びの場に戻れないのが日本だ。
だから、奨学金が選ばれるのかもしれない。

奨学金の仕組みはいくつかある。
https://www.jasso.go.jp/shogakukin/about/index.html
https://www.syougakukin.net/what/
18歳であろうが、何歳であろうが、自身が正しく理解することが必要。

そして、今それを選ぶかどうかも。

今後もこの数字(22年は10人)は検証されていくのだろう。そこに対して何が行われるのだろう。

今、この瞬間も、この問題で悩む人がいる。
自身の経験からひとつ言えるなら、物事は多面的で、一方向からだけ見る必要はない、ということ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?