若葉のふるさと協力隊2019 in 福島県鮫川村

8月29日（木）～9月2日（月）の4泊5日、福島県鮫川村で「若葉のふるさと協力隊」が開催され、5名が参加しました。今回は、鮫川村・地域おこし協力隊の永沼ちはるさんにコーディネート役をお願いしました。終了後に永沼さんから届いたレポートと参加者からの感想をもとに、5日間の様子をお伝えします。

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【1日目】8/29（木）
JR新白河駅で参加者とも合流し、鮫川村へ。

鮫川村に到着してからは、まず役場へ行って村長にご挨拶。その後オリエンテーションを行いました。
夕食は鮫川村特産「じゅうねん」などを使用した郷土食づくりを地元の方に教わりながら調理し、交流を深めました。

夜には天文台へ。天文台にある天体観望ではそれまでの悪天候が回復し、満天の星空を観ることができ、参加者も星空に感動していました。

【2日目】8/30（金）
この日は一日、めん羊農家さんでのお手伝い。餌やり・毛刈り・毛の洗浄作業を行いました。
農家の方が普段、朝のえさやりに１時間はかかっているそうなのですが、「皆さんのお陰であっという間に終わった」と嬉しそうでした。毛の洗浄はブラシでのゴミ取りや２度の漬け置き洗いなど、とても根気のいる作業でしたが、参加者は農家さんの指導のもと和気あいあいと行っていました。
夜は明日の「八朔祭」で使用する紙花づくりや踊り・太鼓の練習を地元の方々と一緒に行い、「覚えるのが早いね」「さすが若い子だ」とお褒めの言葉をいただいていました。

【3日目】8/31（土）
五穀豊穣、豊年祈願のお祭りである「八朔祭」に向けて、日中から花の飾りつけや会場設営などの準備をしました。
お昼は地元の方々と流しそうめんの準備を一緒に行い、楽しい昼食の時間となりました。
祭りでは薬師堂御開帳の儀式にも参加し、前日に練習した踊りや太鼓を地元の方々に混ざり、元気に披露しました。

【4日目】9/1（日）
午前中は野菜の収穫作業をお手伝いしました。じゃがいも、さつまいも、きゅうりを収穫。その後は畑の草むしりやトラクターの操作も体験させてもらいました。さつまいもは固い土の深くに埋まっており、参加者は苦戦しながらも楽しく作業をしました。作業後には農家さんが採れたてのじゃがいもを「ふかし芋」にして振舞ってくれました。

午後は夜の活動報告会に向けて準備を行い、４日間の活動をまとめました。報告会には今回の活動でお世話になった方々が多数参加してくれました。その後の交流会では、カレーやポテトサラダなどの料理を囲みながら、地元の方々とのにぎやかな会になりました。

【5日目】9/2（月）
最終日は村長より参加証の授与を受け、５日間を通して感じた鮫川村の印象や今後の進路などについてお話しする時間となりました。

その後、江竜田の滝と村の直売所「手まめ館」を巡り、村内散策。前日の活動報告会も終えて、終始リラックスしたムードで観光を楽しんでいました。昼食後、新白河駅で解散となりました。

【参加者の感想より】
◎4泊5日という短い期間で初めて会うメンバーと、初めて訪れる土地で時間を共有しながら、自分の生き方について向き合うことができたのではないかと感じました。それには鮫川村の人との交流や体験、鮫川村が作る時間があってこそだと思います。同じ時間でも、過ごし方・環境次第で変わったものになると痛感し、大学生の今の時期だからこそ自分について見つめなおし、どのような人生を選択するのか考えていきたいと感じました。


◎今回の体験を通して、自分が農山村の暮らしについてのイメージと実際の農山村の暮らしの間に大きなギャップがあることに大変驚きました。また、農山村地域の暮らしを実際に体験したことで、日本の農山村地域が抱える問題などを学ぶことができました。

◎鮫川村の方々は自分の地域にとても誇りを持っていて、また一人一人が持っている誇りの熱量が同じであることが感じられ、とても強固な地域コミュニティが形成されていることを学びました。そして何より、鮫川村に初めて来た私たちが、地域の伝統あるお祭りに参加することを快く、温かく受け入れてくださり本当に楽しく充実した時間を過ごすことができました。


【地域おこし協力隊・永沼さんより】
参加してくれた参加者5人も進んで活動に取り組んでくれて、地元の方々も嬉しそうでした。そんな地元の方の顔を見られたこと、また楽しく活動するみなさんの顔が見られて、私自身も嬉しく、大きな達成感を得ることができました。
５日間の最後には若葉のみなさんから、村へ御礼の手紙や、担当へメッセージカードを作ってくださり、大変嬉しかったです。

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参加してくれた皆さん、ご協力いただいた鮫川村役場をはじめ鮫川村の皆さま、本当にありがとうございました！