休日や夜の過ごし方
協力隊は、日中の活動以外はどのように過ごしているのでしょうか?27期協力隊に、その一部を紹介してもらいます!
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『鹿踊り』
「鹿踊り(ししおどり)」という伝統芸能を地域の方々と練習しています。
「鹿踊り」という名前の通り、鹿のお面をかぶり、太鼓や装束を身に着けて踊ります。最初は簡単な踊りすらできませんでしたが、練習を重ねるうちに、今では太鼓を叩きながら踊ることができるようになってきたので嬉しいです。
また一緒に練習に取り組む方々はもちろんのこと、発表会に来てくださった地域の方々とも交流することができました。
鹿踊りを通じて、普段の活動とは違う交流の輪が広がりました。
『太鼓・卓球・ゴルフ』
月曜日の夜は太鼓、土曜日の昼と夜は卓球、休みの日にはゴルフをしています。
太鼓や卓球は、子供たちに交じって参加しているので、子供たちと仲良くなります。先日は仲良くなった子供たちをうちに招いてたこ焼きパーティをしました。
ゴルフは、ゴルフ好きな近所のおじさんの芝生の庭を借りて練習しています。ゴルフを通して、普段の活動では知り合えないおっちゃんたちと出会うことができました。
活動でお世話になる方と仲良くなっていくと、お呼ばれして夕食をいただくことも多々あります。
『企画したイベントの準備・練習』
日中の活動以外は、企画したイベントの準備や打ち合わせ・練習に費やしています。
今は地域ソングを制作して発表する準備をしています。部活のように近所の方の家に集まり、みんなで話し合いながら曲を作り、練習しています。必要に応じて地域ならではの楽器(太鼓)を教わりにいったりもします。
私の曲作りに対して、地域の皆さんは真剣に付き合ってくれます。時々、どうしてここまでしてくれるのか、と不思議に思うこともありますが、応援してくださる方の存在はとても有難いです。
何より地域を盛り上げたいという気持ちになります。
『和太鼓・カラオケサークル・フットサル・飲み会・俳句会』
週1~2回の和太鼓サークル、隔週1回のカラオケサークル、不定期開催のフットサル、友人との飲み会、月一回の俳句会などがあります。
和太鼓サークルは、地域おこし協力隊、山村留学生の指導員、役場職員、ALTの先生など様々な立場の人がいて、普段と違う一面が見られたり、雰囲気が独特なのが楽しいですね。
飲み会もたまに開催されますが、若い人もいるので無茶な展開になる時もあります笑
『散歩』
朝起きたあと、そして寝る前のちょっとした時間に、家のまわりを散歩しています。
近くに海があるので波の音を聞きにいったり、日の出前の朝焼けを見たり、星を見たり、風を感じたり、すれ違う地域の方とあいさつしたりと、散歩しながら何気ないことをやっています。
穏やかで、やわらかな気分になれます。
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★緑のふるさと協力隊には、もちろん「休日」もあります。休みの日は、掃除や洗濯をしたり、買い物をしたり、時には何もしない日もあります。でも1年という限られた時間の中で、隊員たちは、活動以外にも色々なことにチャレンジして地域のことを知る機会につなげ、交流の輪を広げています。
詰め込みすぎて「意外と忙しかった」と話す隊員もいますが、様々な機会を通じて農山村の暮らしを体感できるのも、緑のふるさと協力隊の魅力です。