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協力隊が暮らす農山村では、地域ごとにさまざまな食文化があります。人々が生きる基本である「食」について、私たちが普段食べているものが、どこでどのように作られているかを知っている人はどのくらいいるでしょうか?

隊員は、地域の特産物を扱う道の駅や直売所で活動することもあります。

「直売所にいると地域の古い食文化だとかお正月の迎え方だとかを知る機会が多くておもしろい。お雑煮の中身は白菜が中心だったり、味噌が入っていたり、新しい味に出会え、私も作ってみたいと思った。」

すまいるサロン


また、実際に「生きもの」を自らさばいた経験をする隊員もいます。

「シカをさばきました。まだ温かさの残るシカを一つずつの過程を経て、肉にしました。“命をいただく”という言葉の本当の意味が分かった気がします。」

「何度か鹿肉をいただいたり、さばかせてもらっていたが、今回初めてわなをかけるところから生きた鹿を殺し、さばき、肉と毛皮をつくるところまで、全てを見て、できるところはやった。「食育」は、生き物をいただいている事実をしっかり理解することがその第一歩だと思う。」

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隊員にとって、こうした経験は、「命」をいただいて自分たちの食が支えられていることを学ぶ機会になります。

また、特産品づくりや特技を生かしてパッケージなどをデザインする隊員もいます。料理やお菓子作りが好きな隊員は、地域のものを使ったレジピを考案することもあります。



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