豊根村で学んだ大切なこと
【OBOG体験談】大学休学編
第25期協力隊 愛知県豊根村派遣
≪Profile≫
大学4年生を休学 ⇒ 緑のふるさと協力隊として愛知県豊根村で活動 ⇒ 1年間の活動を終えて大学に復学、就職活動 ⇒ 大学卒業 ⇒ 民間企業に就職
協力隊に参加しようと思ったきっかけ
将来、自然と関わる仕事をしたい、自然に囲まれて暮らしたいと漠然と考えていました。それが大学3年になり、だんだんと就職活動が近づいてくるようになると、実際にそのような暮らしをしてみたいという思いが、より強くなってきました。
就職活動をする前に、自然の中で暮らす経験がないだろうかとインターネットで調べていたところ、偶然「緑のふるさと協力隊」を見つけたことがきっかけです。
しかしいきなり1年田舎で暮らすことに対して、不安に思う気持ちもあったので、緑のふるさと協力隊のお試し版の4泊5日のボランティアプログラム「若葉のふるさと協力隊」に参加して、現役の協力隊員の方の話や地域の方の話を聞いて、参加するかどうかを決めようと考えました。
実際に「若葉」に参加して、隊員や、出会った地域の方のお話、そこでの経験、感じたものから自分も「緑のふるさと協力隊」として活動したいという思いが深まり、その翌年、大学を1年休学して応募しました。
休学する決断をしたときの周りの反応
家族や先生は『行け行けー』と、私の決断を応援してくれました。「やりたいと思ったのならやりなさい」という雰囲気でした。特に家族は、私が「やりたいこと」「したいこと」を全く実践できなかった姿を見てきたので凄く応援してくれました。
友人たちは『大丈夫なの??』と心配していました。私の場合、大学3年が終わってからの休学だったので、1年経って復学すると同級生がいないことを心配してくれてのことだと思いました。
復学してから自分自身の変化
豊根村で1年間活動してからは、大学に復学しました。
この1年で変わったなと自分で思ったところは、授業に関して言えば知識の定着率が大きく向上しました。
協力隊での活動中は、1年を通じて人の話を聞く機会がとても多かったです。実際、勉強になる話をたくさん聞けていたので、常に聞いた話をしっかり頭に入れようとする癖がついたのだと思います。
また親のおかげで大学に通えているからこそ価値ある時間にしようと意識も生まれてきました。だから、いろいろなことに興味を持つようにもなりました。休学前はあまりしませんでしたが、復学してからは、分からないことがあればちゃんと質問するようにもなりました。
豊根村での1年で、「全ての物事に真剣に取り組む」ということを学びました。だから復学後の変化は、村で学んだことを実践した結果だと思っています。本当に大切なことを学びました。
就活に関しては、協力隊としての活動中に自分自身の夢や目標、やりたいことをよく考えていたため、自己分析や面接に困ることはなかったです。もちろん面接では緊張しましたが…… でも自分のやりたいことが明確に分かっていたので仕事選びの際も、あまり大変だったことはありませんでした。
就職活動の面接での反応は?
面接では、「どんなことしたの?」「なんで参加したの?」など協力隊期間中の話をいろいろと聞かれましたが、面接官の皆さんは興味深そうに話を聞いてくれました。協力隊の話をすると面接の雰囲気はものすごく明るくなりました。
私にとっても面接は協力隊の話ができるためとても楽しい時間でした。
また「その経験を通し何を得ましたか?」といった質問もよく受けました。1年間協力隊として過ごしていれば、その中で大切な経験や考え、信念を得ることができるはずです。
面接ではそれを伝えるだけです!
未来の隊員に向けて
休学することにたいして、不安を感じる人もいると思います。
しかし、休学してからこそ得ることができる経験は、あなたにとって大切な財産になるでしょう。
少しでも興味があるのなら、勇気を出して一歩踏み出しましょう!
素敵な1年間が待っています。
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