沖縄県東村☆若葉のふるさと協力隊☆2020
沖縄県東村で開催された「若葉のふるさと協力隊」。5日間の様子をコーディネート役を務めた緑のふるさと協力隊・伊藤孝幸さんにレポートしてもらいます。
●日 程:2020年9月18日(金)~9月22日(火) 4泊5日
●参加人数:4名
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【9/18 1日目】
名護バスターミナルで集合してから、買い物を済ませて東村へ。
今日は初日ということもあり短時間の交流でしたが、それぞれの興味や関心があることについて参加者同士話しました。
参加者の皆さんは夜空に浮かぶ星を「ホント、キレイ!」と見上げていました。
4泊5日と短い期間ですが、普段見ることができない、感じることができないことを、できるだけ肌で感じてもらいたいです。
【9/19 2日目】
午前はパイン農家の中村勝久さんの畑でお手伝いをしました。
みんな、分からないことがあると積極的に中村さんに質問しながら作業を進めていました。
午後からは、私がオススメする村内のスポットを中心に村内散策。
夕方からは地域の方との交流会。
地域の方の生の声を聞く場になり、深い話もありました。
【9/20 3日目】
午前は山城物産で海ぶどうのお手伝いと山城ちづこさんから東村の昔ばなしを聞きました。普段見慣れない海ぶどうと東村の昔の暮らしの話に参加者の皆さんは関心を持たれていました。
午後は又吉コーヒー園を見学し沖縄コーヒーを楽しみました。
コーヒーの木と豆になる実を「初めて見たー」という反応を見せていた若葉の参加者たちは、生の実をかじったりして楽しそうでした。
3日目ということもあり、参加者同士も打ち解けてきた様子で、気軽な会話も増えてきました。
【9/21 4日目】
午前は森岡農園さんで野草酵素づくり、午後は「紅型の染や」さんで紅型(びんがた)の染め体験。その後は活動報告会に向けて準備をして、夜は役場で報告会。
野草酵素づくりでは、「山原野草の宿」近辺に自生する野草摘み取りから始まり、洗って切って白砂糖を交ぜる、という作業を行いました。野草酵素は2週間後に完成します。みなさん野草の名前と薬効を熱心にスマホにメモしていたのが印象的でした。
「紅型の染や」さんではコースターの紅型染めを行いました。自分好みの配色でオリジナルコースターを作りました。その後、染谷さんの作品を見させてもらいましたが、自分たちがさっきまで使っていた同じ道具で、こんなにも綺麗な作品ができ上がるのかとみなさん驚いていました。
活動報告会は時間・形式問わず、思い思いに発表してもらいました。発表を聞くなかで思ったのは、同じ体験をしても一人一人感じ取る内容は違うということ、とても大事なことだと思いました。
【9/22 5日目】
最終日の今日は移動日。
昨晩から日をまたぐくらい遅くまで語り合ったので、朝はゆっくり起きました。別れ際の表情を見ていたら、東村へ来て良かったと思ってもらえたのではないかと思いました。
僕にとってもいい刺激をもらうことができた貴重な5日間でした。
【緑のふるさと協力隊の感想】
僕自身、参加者の皆さんと会話できたことが印象的でした。参加者のみんな、それぞれの過去があり、今があり、生きてきた環境によって考え方や性格も異なります。会話していくなかで、その考えを引き出すことができ、今まで知らなかったことを沢山知ることができました。
新しく出会う人と意見交換することで、自分の知らない世界に気づくことができ、自己成長にもつながる。改めて人と出会い、刺激を受けることは大切なことだと実感しました。
【参加者の感想より】
・等身大で自然に生きるということの大切さと素晴らしさを感じました。
・コロナで大変な時期にもかかわらず受け入れていただきありがとうございました。泡盛も美味しかったです。
・パインアップルの農作業お手伝いでは、広大な敷地のなかで、太陽の光を遮るものが何もないなかで作業することが本当に大変なことだと分かりました。また海ブドウも、どうやって作られ、出荷されるのかを知ることができました。
・情勢が不透明な中、この機会を作っていただきありがとうございました。とりわけコーディネートしていただいた伊藤さん、遅くまで参加してもらった役場の神谷さんにお礼申し上げます。
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参加してくれた皆さん、ご協力いただいた東村役場をはじめ東村の皆さま、ありがとうございました!
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