英語ライティングのコツ 上級編
みなさんこんにちは!NYの音楽家、英語コーチのみどりです。アメリカの大学、大学院で学士、修士、博士と進学した中で作り上げた独自の英語勉強法を伝授してます。特にクリエイティブな方々に向けた英語コーチングが好評です。
進学していく過程で、予想通り博士過程が一番難しかったのですが、博士論文の研究をしてそれについて書くということが想像以上に大変で、大きなプレッシャーの中で「書けない」「わからない」をぐるぐると回り続けてそれはそれは辛い時期でした。
私の体験談を書き始めると前置きが長くなってしまうので、この辺で切り替えて、早速コツについて書きます。
まず、一番初めにすることは、書きたいと思うことを全て書き出すことです。ここで大切なのは、ペンを休めない、もしくはタイプする指を休めない、ということです。そうすることで、自分の頭の中にある今ある情報を出すことに専念できます。書き出す過程では文法もスペルも気にしません。気にして直しながら書いてしまうと、注意散漫になって「結局何が書きたかったのか思い出せない!」という残念なことになってしまいます。私も何度もそれで「あ〜、いいこと思いついたのに忘れてしまった!」ということになってしまいました。ここでの目的は、まずは頭の中にあることを書き出すこと。綺麗な言い回し、正しい英語で書くことではありません。
そして、一通り書き出したら、そこから文法やスペル、構成を整えていきます。これがドラフトとなり、ここからさらに手を加えて行って完成へと向かいます。
それでも書こうとしても書くことがない!わけがわからない!ということももちろんあるでしょう。そんな時、「何が」わからないのかを書き出します。自分に対して質問を連発します。そして、ここで忘れないで欲しいのは、「わかっていること」「知っていること」にもしっかり着目することです。そうすると、自分が何がわかっていて何がわかっていないか、明確になります。まずは何が分かっていて分かっていないのか、それが分かるだけでも大きな前進なのです!
ライティングを上達させるには、書く習慣をつけることも大切です。一日15分書きき続けることをこの本では推奨しています(卒業論文など大きなプロジェクトを抱えているみなさんにとてもおすすめです!"Writing Your Dissertation in Fifteen Minutes a Day: A Guide to Starting, Revising, and Finishing Your Doctoral Thesis" by Joan Bolker) とにかく書き続けることで「書く筋肉」がついてくるのだそうです。そして15分というのは、数字が大きな意味をもつわけではなく、毎日続けられる分数であることが大事だそう。15分が長く感じて続けられないのであれば、5分だっていい。習慣つけることがまずは大事なのだそうです。これはあらゆる分野で言えることなので、納得ですね。
どうでしょうか?上級ライティングにはもちろんこれの他にコンセプトのまとめ方、ロジックの作り方などが関わってくるのですが、それについてはまた今度。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?