WJ13号　ネタバレあり感想

マポロ先生！！連載お疲れさまでした！
少しばかりの寂しさはありますが、今号の感想にいきましょう。

掲載マンガ感想

• あかね噺

読み始めに少し迷いましたが、今回は魁生の過去回でした。
この漫画、人間のドラマを描くのが上手すぎます。
あかねとは違った形で落語に魅了されたというのが伝わってきて、派手なバトルは一切ないのに引き込まれてしまいます。
今まで「余裕のある先輩」ポジションだった魁生から、何が引き出されるのか。
めちゃくちゃ気になってしょうがないです。

• アンデッドアンラック

作戦通り事態を動かしていくユニオンの面々ですが、クリードに一歩早く動かれたシーン大好きです。
どんな異能者でも思考が遅ければ一般人に反撃食らうぜ！と絵で見せられたようで痺れます。
そしてクリードに起きた悲劇を、必要最小限の情報で出してくるのすごくないですか？
回想で「少尉」だったクリードが能力発現後、現場に来た上官から二階級上の「大尉」と呼ばれることで部下と共に殉職を命じられたと分かるんですよ。
そして膠着状態を作り出したところで次週！
あまりにも展開が鮮やかなので早く来週号を読みたくなります。

• 人造人間100

新章に突入したと同時に、ヒューゴが本格登場しました。
パッと見、すごく嫌な奴に見えるんですが、よくよく考えると至極真っ当なことを言ってるんですよ。
指示出しだけしているよう(に見える)あしびに対して、体張ってる自分と同格扱いなの納得できない、という感情はすごく共感します。
あしびにはあしびで苦労はあるんですがね。この認識の差がちゃんと描かれてる点が私としてはポイント高いです。
モートセーフの人たちって別にいびってるんじゃないんですよ。
「憎い人造人間を連れているから」あしびに悪感情を抱いているわけではなく、それぞれがあしびを見て感じたことを元に動いているから、冷たく見える態度を取っても違和感はありません。
逆を返せば、100号のことは便利な道具でそれ以上でも以下でもない、としか見てないのかもしれませんが。

大東京鬼嫁伝

いよいよ異界に突入しました。
今回、けろるの妖術とみゃーこの通訳と、2人の活躍が見れて満足です。
人界ではあまり表立った活躍を見た記憶がなく……。
そして可愛い見た目のもののけが実は凶悪な妖怪、と分かるシーンも面白かったです。

• ギンカとリューナ

ギンカVSノスフェラトゥ戦開始。
テンポ良く進んでいくので読みやすいのですが、「たぶんギンカがパワーでねじ伏せるだろうな」という予測の範囲内でした。
掲載順位も低いし、ちょっと連載的に失速気味な気がして、そちらの方に気を取られてしまいました。

• PPPPPP

まだ死ぬなって言ったじゃん。(歯を食いしばる絵文字)
だいぶ失速しているなあとは思っていたので、終了して残念な気持ちと納得の気持ちが混ざり合ってます。
最終回を読んだ時はビックリしましたね。主人公的にバッドエンドじゃないですか。
そして凡才ラッキーの傲慢さがチラリと見えてヒヤッとしました。意外と良い性格してたのか凡才ラッキー。
ここで終わるのか、という気持ちが強すぎてしばらく放心しました。
ラッキーが主人公の物語『PPPPPP』は終了してしまいましたが、また別の主人公とどこかで関わってくれればなあと思います。
『ダダダダーン』の日野運みたいに。いやあれは前日譚だったからかもしれないですが。
とにかく連載お疲れさまでした！