8月29日 北野 「家族」の定義

ウーパールーパーのなめちゃんが死んでしまった。７年一緒にいたと思っていたんだけど、正確には６年半。その間、住む家が６回、恋人が３回、仕事が２回変わった。

私の変化を、水槽からじっと見守ってくれ、いついかなる時も変わらずにホワホワと水を漂い、のんびりしていたなめちゃん。意外と変化に敏感で、水槽のレイアウトが変わるとじっと動きを止めたり、人が家に来ると、ずっと水槽の壁伝いにこちらの様子を伺っていた。

ちなみに、なめちゃんの本名（？）は「なめろう」と言う。当時交際していた恋人のアイデアだ。色がアジのなめろうに似てた。私は昔から金魚を飼っていた経験があるのだけど、金魚には食べ物や魚の名前をつけるのが好きだったので、可愛い！と、すぐ採用した。

私は、なめちゃんを家族と思っていた。ウーパールーパーでしょ？と思うかもしれないけれど、ワンちゃんや猫ちゃんと同じように家族だった。ここ１０日ほど様子が変で、死を覚悟してたものの、思ったよりずっと悲しくて寂しくて随分と泣いた。涙って勝手に出て来るものなんですね。

今日は、家族の定義を考えてみたい。