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みどりの光の中で~JUNのミド活ヒストリー⑯(最終回)


2021年12月5日


麻雀格闘倶楽部疾風・投票選抜戦2021の最終日を私は九州福岡県大川市のゲームセンター「マンモスマンモス」で迎えた。
翌日から始まる仕事に備えての前乗りであった。

ハイグレードモデルはおろか、2世代前の媒体しか置いていないゲーセンであったが、コロナ渦の長期単身赴任の時に私に麻雀格闘倶楽部の楽しさを再認識させてくれたゲームセンターで、この「ミド活ヒストリー」の第1回にも書いたのだが、ここで格闘倶楽部を再びプレイし始めなければ、その後の投票選抜戦で夏目翠プロサポーターになることもなかったであろう。

午前零時の閉店前にコンティニューが出来なくなるまで打ち切って投票選抜戦2021を終えた私の投票数は9,911票。夏目翠プロサポーターでの順位は第6位であった。

麻雀格闘俱楽部投票選抜戦最終結果

「自分のラップトップを持ってきて、10,000票まで打てばよかったな。」と少しは考えたが、この年はサブカードでも翠プロに投票しておりそちらは1,000票ちょっと投票していたこともあり、自分の中では「10,000票超え」で納得をしていた。
 
それよりも、週末に迫ったクリスマス・ファンミーティングの方にすっかり気持ちを切り替えていた。
 
ただ、この時は既にイベントの準備を全て終えていた。なぜなら、出張は月曜から木曜まで続き、金曜には有休を取って東京へ前乗り予定の私。つまり、イベント直前1週間は何も準備ができない状態であったのだ。

とにかく一番怖いのがここに来てのキャンセル。もしお一人キャンセルが出たら大庭プロに、二人なら私も黒子に入るしかないな、と覚悟は決めていた。
そしてその分、出張前は何度も何度もイベントを頭の中でシミレーションして必要なものを準備したことの確認を何十回と行った。

イベント前日


羽田空港に着いてまず向かったのは、宿泊するホテルでも雀荘でもなく、ある民族楽器店
なぜそのお店に行ったのかというと、格安で手軽なサイズの音響機器をレンタルすることができたから。

レンタルしたスピーカー


2021年当時はピークを過ぎたとはいえまだまだコロナ渦であり、日本プロ麻雀連盟からも「大会参加者はゲストプロも参加者もマスク着用」のご指示を受けていた。
ただ、参加者に夏目翠プロのお顔をしっかり見ていただくために、連盟の許可を得て透明のシールドマスクを付けていただいた。

それでもやはり大きな声でお話いただくのは避けたい所なので、スピーカーとマイクをレンタルしたのだ。
これは正解で、第2回からは「レンタルするよりも自前の音響機器を持っていた方が得」と自前のスピーカーを購入した。それ以降毎回イベントで使用していてすっかり元を取った感じになっている。
 

イベント当日

第1回「翠の会」イベント開催の麻雀CLUB NOBLE様最寄り駅九段下

前日は緊張で余りよく眠れなかった。
準備も、どの位時間が掛かるかが全く読めずに、元々お店には「開演2時間前の午前10時に伺う」と伝えていたのに30分も早く着いてしまった。

ところが準備はあっさり30分程度で完了して、その後は何度か運営としての立ち回りを再確認する。

午前11時になり早目の昼食でコンビニおにぎりを2個食べる。これ以降、「翠の会」のイベントでは会場前に「コンビニおにぎりを2個食べる」というのが私のルーティーンとなった。
 
開場は午前11時30分であったが早目に来られる方がおられるかも知れないとお店の前に出ていたら、開場15分前に一番乗りで来られたのは夏目翠プロだった。
軽く段取りの最終確認を行ってお店に戻る。
サポートの大庭三四郎プロも来られて、その後続々と参加者が来られる。
 
そして、開演10分前、午前11時50分。
参加19名全ての方が受付を完了。この瞬間から今も11回ずっと続いている「遅刻者ゼロ、当日キャンセルゼロ」が始まったのだ。
すぐに控えエリアで待機中の翠プロにご報告。二人でガッツポーズをした時のことを今でも覚えている。
翠プロは既に麻雀格闘倶楽部疾風の衣装に着替えておられた。
そして、翠プロを登場スタンバイでお店の扉の前までご案内した。
 

2021年12月11日午後零時


照明の落ちた店内で参加者のみなさんが降るみどりのライトとみどりコールの中を夏目翠プロが登場した。
 
(完)