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マニラ旅行#02 夢見る少女じゃいられないのよ人生は

Day1 もう後戻りはできない

マニラまでは羽田空港からJALの深夜便を利用。フライト時間は4時間半。気軽に行ける距離なのになぜ・・・、とまたもや旅行会社の方の言葉が脳内を駆け巡る。

飛行機が飛び立って45分後には機内食登場。深夜3時。夕飯なのか、朝食なのか。もちろんしっかり食べます!機内食好きだから!

食事のあと、ウトウトし始めたらもうマニラ着。めちゃくちゃ近い。正直あと1時間くらい飛行機乗って寝ていたかった。日本との時差もたったの1時間。

「世界最悪のターミナル?」ニノイアキノ空港

空港に着いて、まず驚いたことは"トイレが綺麗でちゃんとトイレットペーパーがあること"。綺麗でもペーパーがない、便座がない、そもそも綺麗じゃない、有料、など、海外旅行のハードルを上げるトイレ問題はいつだって切実だ。
あ、なんかマニラ大丈夫かも?!と、この時直感的に思った。

入国審査は15分くらい待っただけで、質問もなくスムーズに通過。eTravelは日本で登録していったので問題なし。

世界で最悪のターミナルに選ばれたことがあるらしいニノイアキノ空港。その片鱗すら私は感じることはなかった。

夢見る少女じゃいられない

空港からホテルへ。送迎車を事前に予約していた。ホスピタリティに溢れる素敵なガイドさんと、優しい笑顔の運転手さん。お2人は翌日のチャーターツアーも担当してくださるとわかり、早速の素晴らしい出会いにほっとした。

赤信号で車が止まっていると、お金を求めて窓をコツンコツンと叩く人に何度が遭遇した。こちらからもコツンコツンと叩き返せば、だいたいみんないなくなるからとガイドさんに教えてもらう。幹線道路の中央分離帯の部分で、たくさんの人が生活しているようだった。

最後に少女がきた。険しい顔をしている。コツンコツンと叩かれ、コツンコツンと叩き返したら

バンッッ!!!と車のボンネットを叩き、まさかのぶちギレ全力F◯◯◯サイン!

私は思わず「ひっ・・・!」と声をあげ、ガイドさんですら驚きを隠せず、これがマニラか・・・とビビり倒した。マニラに着いて数時間、またしても東南アジアの地で、人生について考えるきっかけを得た。私はあの少女と同じ歳の頃、「生きること」に命を懸けていたか?必死だったか?明日が来るかどうか、そんなこと一切考えていなかったはずだ。「でも・・・」と、心に浮かんだ素直な気持ちに蓋をした。私はこの旅で、リアルなマニラを見にきたのだから。後戻りはできない。

ホテルはマカティにあるデュシタニマニラ。このホテルを選んだ大きな理由は立地。治安が良く日本人も多いらしいとのこと、徒歩で行けるショッピングモールがあること、Ayala駅に近いこと。最悪、マカティから出ないことも想定した。

マカティは都会だった。日本でいう六本木や銀座のように、繁華街ではあるが洗練されていて落ち着きもある、といった感じ。

ホテル周辺を少しだけ散策したら気持ちも落ち着いてきて(F◯◯◯ガールの後遺症)、予定していた通り、MRTに乗って最初の目的地へと繰り出した。

beepカードは買えなくてもなんとかなる

Ayala駅でbeepカードというSuicaのような交通系ICカードを買いたいと窓口の方に伝えたら「beepカードはない」と言われる。なんだって?!問題発生。オロオロしていたら、どこまで行きたい?と聞いてくれたので、目的地を伝えたら切符を発券してくれた。ありがとうございます。

beepカードは買えなかったが、これで「beepカードは買えないもの!」と認識したので、「目的地を伝えて切符を買う」で旅行中は乗り切った。(なぜbeepカードが買えなかったのかは不明のまま)

Ayala Station

マニラのMRTは清潔感があり、乗客の人々も静かに過ごしていて、安心感があった。日本と大きく違っていた点は、改札に入るのに荷物検査があること、ホームにたくさんの警察官(警備員?)がいたこと。駅や建物に入る時に荷物検査が必須なことに最初は戸惑ったけど、数回目で慣れた。

フィリピン人の国民食Jollibee

Santlan駅で下車。まずは朝食に"フィリピンといえば"のJollibee。フライドチキンとハンバーグとライス。甘めのグレイビーソースが美味しい。Jollibee君がめちゃくちゃにツボ。夫にも、母親にも、「なんか顔似てない?」と言われたので、私はJollibee君似らしいです。(身内が言うから間違いない。)似た者同士で惹かれ合ってるということですね。(完全に一方通行。)

その笑顔が好きです
チキンもハンバーグも美味
欲しすぎる

Greenhills Shopping Center

格安の服やバッグ、雑貨やガジェット類など、所狭しと小さな露店が立ち並GreenhillsShopping Center。露店といっても屋内。こういうのをなんていうんだろうか。見ているだけで楽しい。お店の前を通るたび、「Hi!Ma'am!」と声をかけられるが、強引な客引きをしたり、後を追われたりは、一切なし!なんだかとっても気が楽だぞ!元アパレル店員として、購入しないお客様に無理強いなどしないのは基本ではある。が、それは日本人的文化なのかと思っていたから(経験として東南アジアではガツガツくる方が多かったから)マニラでは店員さんの距離感がすごく心地よく、このショッピングモール以外でもみんなニコニコ笑顔なのも印象的だった。

1階も2階もお店がたくさん

Angkan Coffee

歩いてOrtigas駅方面へ。この辺りもかなり都会だった。吹き抜けがお洒落なThe PodiumにあるAngkan Coffeeで一休み。

The Podium
Angkan Coffee

明日への光

夜はマカティのショッピングモールでおきまりの夕飯×2を食べ、1日目を終えた。マニラで食べた物はまとめて振り返りたいと思う。

早朝に着いてから歩きっぱなしだったので、さすがに疲れた。寝る前に1日を振り返り、私は希望と自信に満ち溢れていた。

いけるぞ、これは!!!
明日からも楽しめる予感しかない!!!

なんの根拠もなかったけれど、自分の直感を信じて眠りについた。

つづく。

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