台湾への渡航・観光が本格再開!定番リゾート「南投」滞在記。台湾人が台湾各エリアの魅力についても解説!
どうも、台湾在住、日本語で歌ってるバンド「ゲシュタルト乙女」のボーカルMikanです!
この度、レコード会社ミディが運営するwebマガジン「midizine」で連載「ゆらゆら台湾」を担当させていただきました!音楽に限らず、台湾情報をゆらゆらと発信!台湾現地の最新情報、面白いことを、時差なしでお届けします。
10月中旬からすっかり肌寒くなってきましたね!連日雨が降り、最近の台北は20度くらいで、外へ出るのにアウターを着ないと風邪ひいちゃうぐらい涼しいです。天気が寒くなると「燒仙草」が飲みたくなりますね!コロナ感染状況がだんだん落ち着いて、10月13日から3日間の隔離が撤廃。団体観光客の受け入れも再開して、海外から台湾、台湾から海外への旅行がやっと解禁しました!台湾では国内旅行の観光客が急増し、休日の宿は2、3ヶ月前でないと予約が取れない状況です。
そこで今回は、台湾旅行をご検討中の方のために、台湾の地理や各エリアの特徴を簡単にご紹介しますね!
北部
まずは北部!台湾を訪れる観光客の多くは、台湾最大の都市、台北から旅を始めます。最新かつ最先端、全てが集まる場所です。盆地なので湿度が高いです。国立故宮博物院、士林夜市、龍山寺、台北101といった観光名所も多数。ジブリの映画『千と千尋の神隠し」のモデルと言われる街、九份も同じく北部エリアで新北市にあります。
中部
続きまして、中部エリア!今回ご紹介する南投県を含みます。一年を通じて、穏やかで過ごしやすい気候に恵まれているので、旅行にも最適。中部エリアには大人も子供も楽しめるレジャースポット、遊園地が数多くあります。中でも、最も賑やかで便利な場所は台中です。芸術的でオシャレなカフェが沢山!世界的な美術館や自然科学博物館もあります。展示会が多く、アート作品も設置され、イメージとしては「綺麗な街」です。台中を含め、中部エリアはじっくりと時間をかけてアートに浸れる場所ですね!
南部
次は南部エリア!天気がとても良く、他のエリアの人々からよく羨ましがられます。ただし、常に夏のようで暑いです。古跡や伝統グルメなど、文化的なムードが溢れています。中でも、よく「台湾の京都」と表現される台南は私の出身地です。また、「台湾の大阪」と言われる高雄には、大学時代から7年ほど住みましたので、私にとって南部エリアはとても縁が深い場所です!地理的にも恵まれ、文化の香りが漂う南部エリアでは、台湾の悠久の歴史が感じられます。嘉義県には北回帰線が通過するランドマーク、北回帰線天文広場があります。最も南に位置する屏東には墾丁国家公園があります。海の景色を楽しみながら、レジャーを満喫できる場所です。
東部エリア
最後に、東部エリアには花蓮県と臺東県を含む2つの県があります。海あり山あり、地理的に恵まれた場所です。その昔、ポルトガルの船が台湾東部を通った時、その景色に感動した船員が「FORMOSA(フォルモサ=美しい島の意味)」と叫んだと言われています。以来、台湾は「フォルモサ」と呼ばれるようになったと言われています。美しく、豊かな自然があり、農業の歴史も長い東部エリアは「台湾の裏庭」とも呼ばれています。清らかな土地を歩き回り、ゆっくりと深呼吸をし、おいしい空気を存分に吸い、リラックスできる場所です。
南投滞在記
最近、私は中部エリアの南投を訪れたので、どんな場所かご紹介したいと思います。台北や高雄のような人気の観光地とは違う、少しディープな台湾です!
南投には観光名所、日月潭があります。その気候は一年を通じて穏やかで、過ごしやすく、旅行に最適な場所とされています。日常生活や仕事、都会の喧騒から一旦離れて、大自然の中、リラックスしたい方にとてもおすすめです。
ここからは、私の南投での2泊3日の旅をレポート!おすすめの場所をピックアップし、紹介していきますー!
DAY 1
台北から新幹線に乗り、約1時間で台中高鉄駅に到着。そこから遊覧車で南投まで移動します。
まず、南投の原住民料理を食べてみました!地元の食材を一番新鮮な状態で調理した料理は本当に美味しかったー!驚くほど美味しいと思ったのは、肉が柔らかく、香り豊かな「釜で蒸し焼きにした鶏の丸焼き」と、歯ごたえのある「イカの練り物で作られたソーセージ」です。どれも普段あんまり食べられない料理なので、とてもありがたく、美味しく頂きました!
南投の日月潭や清境農場は、台湾では修学旅行や家族旅行の定番観光地なのですが、私はなんと初めて行きました(まだまだ台湾の良いところをたくさん発見してないなー!)。山の上なので、少し肌寒いかなと思いましたが、思ったより暖かかったです(行ったのは10月くらい)。清境農場では、平日はヒツジさんと触れ合うこともできますが、休日だったのでとても混んでいて、今回は残念ながら触れ合えませんでした。それでも、空気がとても美味しく、ヒツジさんも可愛くて、都会の喧騒を逃れてリフレッシュできましたし、今回は友達とも旅行できて良かったなと思いました!
滞在1日目の夜は、団体旅行で予約したバスで合歡山に行き、星を観測しました!まず、ここは路上に街路灯がないので、暗かったです。足元に気を付けながら観測台へ移動し、ガイドさんに勧められてダウンロードしたアプリで、星の観測方法を確認しながら、銀河を見ました!また、星座の名前も何個か覚えました。余談ですが、台湾人は星座に対する謎のこだわりがあって、みんな星座の話が大好きです。初対面の人と星座当てクイズをよくします!(笑)私も星座とMBTIの話が大好きです!
当日の夜は可愛い民宿、明琴清境に泊まって、優しい大自然に囲まれてぐっすり眠りました。
DAY 2
日月潭は、台湾3大観光地の1つで、最大の淡水湖です。青緑色の湖は宝石のようで、水面は日光でとても輝いてます。標高749mにあり、水深は23.5m。この湖の美しさは、国内外の多くの人を魅了しています!光の加減で、色が変化し、翡翠(ひすい)や紺碧(こんぺき)に見えることもありますが、一番美しい時間帯は、夜明け時だと言われています。レンタルした電動自転車で湖の周辺を回り、少し運動もできて、とてもリラックス!レンタル価格は一般的な自転車なら、1時間あたり100〜200元/時間、電動自動車なら400元程度です。ゆっくり風に吹かれながら、日月潭の風景を満喫できます。
二日目に泊まったのは、日月潭フローデシンホテル。日月潭周辺でとても人気のホテルです。車だと、台中駅から約60分、台中空港だと約90分かかります。高鉄台中烏日駅からホテルまで無料のシャトルバスサービスあり。内装はとてもきれいで、ベランダに出ると日月潭の風景が広がります。夕食と朝食はバイキング形式で、西洋料理も中華料理も充実、地元の食材を使った料理も多く、選択肢も豊富で旬の味が味わえます!個人的には、レタスを10種類近く揃えたサラダバーが美味しかったと思います。
DAY 3
今回の旅の最終地点が、和菓森林というお茶工場です!
山に囲まれた南投の名産と言えば、魚池鄉のお茶ですね!和菓森林では、お茶と好みの天然香料(金木犀やラベンダー、フルーツなど)を1:1の比率で組み合わせて、自分だけのDIYティーバッグを作ることができます!友達や家族へのお土産としてもピッタリですね。さまざまな紅茶を飲み比べながら、お茶の種類や製造過程についても紹介してくれて、楽しかったです。
今回の旅はここでおしまい。結論から言うと…
とても楽しかった!!高雄や台南、台北など、今まで私が訪れた場所とは違う楽しさがあることに気づきましたね。地元の食材を使った料理やカクテルは個人的にとてもお気に入りです。私はお茶が大好きなので、地元の名産品を頂くことで旅行先をしっかり味わえた気持ちです。今まで南投でこんなに遊んだことがなくて、満喫できた気がします!都会の喧騒を逃れてリフレッシュしたい方や、大自然とお茶が好きな方はもちろん、子供を連れた家族旅行にもおすすめです。
台湾旅行を計画中の皆さん!是非、南投に遊びに来てほしいです!
以上、ゆらゆら台湾 vol.2 でした!また今度ね。