音楽制作に終わりはない。
岩手・一関出身で宮城・仙台在住の「片耳の歌うクイズ作家」ことゴリィです。時々浦和に引っ越そうかと思うときがあります(笑)。それはさておき。
今回は、「片耳の歌う」のお話。もともとネットでの歌活動とたまに「とっておきの音楽祭」(結局今年はコロナの影響で流れましたが)のステージに立つ程度の「趣味」で歌制作をしていますが、「ネットで公開」する以上は、後悔のないよう(ハイたまに出るオヤジギャグ)制作しています。
今回はそんな話を。
僕の音楽制作と「順列クイズ」
趣味で音楽をやっている割には「完成期限」があります。どういうこと?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。こういうわけです。
僕の「轟RADIO」で運営している「街かどクイズ・ウキウキストリート」というクイズ「番組」があります。そのラストクイズは「順列クイズ」という名の「並べ替えクイズ」なのですが、そのテーマが僕、ゴリィの音楽活動にまつわるクイズなのです。
制作している曲がないときはこれまでの曲を使って何かクイズを作ります。例えば、ループ再生しながらパチンコしてどの曲のときに一番多く当たったかクイズ(一番多いパターン)。
しかし、この「順列クイズ」はいい新曲発表の場にもなるのです。
と、いうのも新曲を発表するときには「歌詞の登場順当て」になります。そしてその結果発表は「Music Video」や「Lyric Video」をツイキャスで生配信し、ツイキャスでご覧になれない方にはサイトにYouTube埋め込みします。
そう、正解を知るために聴きたくなくても聴かねばならないのです(笑)。ただ「新曲ができました~!聴いてください」では誰も聴いてもらえない僕からすると大変よく考えたシステムです(笑)。
3月にも、「クイズ百回記念はウキウキストリート」の「順列クイズ」で「ありがとう~Dear My Friends...~」という曲を発表しました。このときは「Lyric Video」をすぐに出さなかったのでLVの再生数には反映されていませんが、ざっと40人近くは聴いた計算です(ツイキャス配信とその録画の視聴数)。
曲作りに終わりはない。終わりを決めるのは自分。
僕の曲は一部の例外を除き誰かに売り渡したり委ねたりするものではなく、すべて自己管理です。なので、何をもって完成とするかは自分で決めることになります。全曲「永遠の未完成」でも別に構わないのです。
先に紹介した「ありがとう~Dear My Friends...~」に限らず、現在ツイキャスで隔週で流れている「旅行けば」「とどめがすまいる」という曲もありますが、これも実は完成とは思っていません。
初期5作品は、曲を自己評価して納得がいったので最終版のLVを制作して「完成」としました。「たちつてトドメガネ」は配信リリースの時点で「完成」としました。今の自分で出せる実力が出せたからです。
僕の場合、自分で納得のいくものになったかどうかで最終ジャッジします。「仲間」の岩船ひろきさんは「バンド音源になったら完成にする」と決めているそうです。活動スタイルやスタンスによってそれぞれ区切りのつけ方は違いますが、やはりこころに何か決めておかないと制作から手放せなくなるんですよね。
完成していなくても公開する
さて、先日メロディーとカラオケ音源だけ公開した新曲「新しい翅」。
これ、4月から始まったウエブサイトとツイキャスの連動ゲーム番組のオープニングテーマとして、既に使い始めています。しかも、第1回はこれより古いバージョン(笑)。
「たちつてトドメガネ」のあたりからこんな感じになり始めました。トドメガネのときは「ボーカルを録りなおしたら」「アレンジを変えたら」最新版を公開、でしたね。なんか曲の成長過程を一緒に見守ってもらえる感じがして好きなんですよね。
「新しい翅」はそれ以前から。作詞もできてなく、なんとなくついたメロディーで公開する。なので、現在YouTubeに出ているものと、だいぶ違います(笑)。
そして、もっと言うとYouTubeに公開後、「やっぱ少しメロディー変えたいな」ってなってしまいこの記事を書いた後に打ち込み直すので、次回ツイキャス配信で流すときにはこのバージョンでもありません。
そして、歌詞がまったく公開されないところから、5月下旬予定の次回の「順列クイズ」はこの曲の歌詞順当てだ、というのにも皆さん気付いています(あれ?僕が言っちゃったかな?)。
こうやって未完成音源が少しずつ形になっていくのを皆に見守られながら作るのが楽しいので、未完成でもバンバン曲は公開しています。
まとめ
音楽に正解はないと思っています。こうしなきゃいけない、ああしなきゃいけない。自分なりの音楽との関り方を見つけてからは、楽しいです。
今回紹介したのは「音楽」と「クイズ」の掛け算。
次は、「音楽」と「こころの健康」との掛け算に取り組んでいます。「新しい翅」は「新番組用に書き下ろした」と紹介していますが、それだけではなく、いやそれ以上に「自分が片耳を失ったところからの回復途上から得た経験」をメッセージにしたメッセージソングを目指しています。
前述の岩船ひろきさんと出会ったのが2018年9月。11月に「奇形蝶」という曲を手に取り、聴いて号泣しました。なんだったらツイキャスでこの曲を紹介している途中にも号泣しました(笑)。
さまざまな障害を抱えた上、さらに片耳を失った自分。「生まれて来なきゃ」と何度も思いました。そこから立ち直りつつあるのは、大切な人たちから寄り添ってもらえたからです。「新しい翅」ではそんなことを歌にしています。なので、勝手に「奇形蝶のアンサーソング」にしています。ってことをFacebookに書いたら岩船さんがいいね、を押していたので少なくとも「黙認」にはなりました(笑)
自分を誇れるよう、「新しい翅」は大切に育てていきたいと思います。では、最後に「奇形蝶」を紹介して今回は終わりにしたいと思います。
最後までご覧くださいましてありがとうございました。
「奇形蝶」岩船ひろき
轟RADIO"Sante Mentale"「木漏れ日散歩道」(27)