「可愛い」を手懐けたい
ふらにーさんと、新しい企画を始めました!!!みんな、喜んで(唐突な押し売り)!!!自分が大好きでよく読んでいた文を書く方と、一緒に企画ができるのがとても嬉しい。
タイトルは、『エンドロールの気持ちを教えて』。映画好きのイメージのあるふらにーさんと、皆が寝静まった頃にnoteを更新する私、そんな二人のゆるゆる交換日記です。
コンセプト等は、こちらのふらにーさんのnoteをご覧ください。ごゆるりとお付き合いいただければ嬉しいです。
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この企画で、私にとっての初回のnoteなので、ちょっとだけふらにーさんと私のことを。ふらにーさんだけ知っている、お茶のnoteを読んでいる、色んな方がいらっしゃると思うので、もし、あ、いいな、と思えたらこの際どちらも好きになってください。無理にとは言いません。気が向いたらお願いします。
ふらにーさんを知ったきっかけは、この記事。
この記事を読んだ時、「どーせ自分のこと中の上くらいって思っとるんやろ」「ちょっと可愛いって言われたからって調子のんなよ」「自分の可愛さ分かってる態度あざとい」と言われた記憶が蘇ってきた。その時の言葉にできない歯痒さと記事への共感からブンブンと頷きながら一気に読んでしまった。
可愛くいるために努力することの何がいけないの?可愛い服を着るとあざといと言うのなら、態度があざといと思うなら、自分も同じようにすればいい。反感があるってことは、羨ましいってことじゃないの?と、学生時代、性格の悪い私は思っていた。ていうか中の上って...そんなに飛び抜けて良くないやん(笑)。せめて悪口ならば上の下くらい言って欲しかった。そんなことを考えるくらいの余裕があったし、出来るだけ「お茶はかわいい!」と肯定してくれる人と関わるようにしていた。
実際、自分の外見はコンプレックスだらけだ。身長は低いし、顔は丸いし、鼻は低いし、髪の毛は細くて真っ直ぐ(パーマがかからない)、身体は全体的にしっかりしているし頑丈で、手足は短いし、人生で「痩せてる」時代は1秒たりともなかったし、体調が悪いと分かりやすく青ざめ、お酒を飲むとすぐに真っ赤になる顔だし...。小学生の時に「デブだからスカート似合わん」と言われたショックを十年以上引きずっていた学生の頃は、今よりもっとコンプレックスが強かった。だから、自分を「可愛い」と言ってくれる人はそれだけで好きになった。
でもそれって、違う。今はわかる。
十代、二十代前半の頃、私の自己肯定感は今よりも限りなく低かった。誰かからの言葉でしか自分を位置づけられなくて、他人の言動にそれはそれは左右されていた。私を「可愛い」と言ってくれる人に懐いていれば安全で、何でも良いから私を褒めてくれる人の側にくっついていれば自分の存在を確かめることができた。
ただ、認められたかっただけで、誰でもいいから可愛いと言ってもらいたかっただけで、他人の評価でしか自分の価値をはかることができなかった。それは本当の「可愛さ」じゃない。自分の価値を他人の「可愛い」だけで決めるのはもったいない。自分の「可愛い」は、自分で決める、そのくらいのしたたかさを身につけたい、ある時ふとそう思った。
二十代後半になった私は、今の自分の可愛さを自分でちゃんとわかっている。たぶん。少なくとも学生時代よりも、ちゃんとわかっている。私は、可愛い。自分を認める力は、年々育ってきている。それは、私に心からの「可愛い」を伝えてくれる人と居る人生を選びとることができるようになってきたからだ。大人になって、安売り大セールの「可愛い」と、一点物のてづくりの「可愛い」の違いが理解できるようになってきた。
人からもらう「可愛い」も、以前よりも上手に受け取れるようになったけれど、人からもらう「可愛い」だけで自分ができている訳ではないことを知った。私は私が可愛いと思えばいくらでも可愛くなれる。私は私を大事にする権利があって、私は私を大事にする義務がある。かわいいは、いつも自分の心が決める。あれ?これなんか聞いたことあるフレーズだね。
わたしたちは、うまれたときからしぬときまでずっと可愛い。世界一可愛い。私の目標は、可愛く死ぬこと。絶対に絶対に可愛く死ぬぞ。
ふらにーさんの【ルッキズムと向き合う】が投稿されたのは昨年。そして今年になって【再び、ルッキズムと向き合う】という記事が出ている。自分と年齢が近いこともあり、ふらにーさんのnoteを読みながら自分自身を振り返ることも多い。なんというか、うまい言い方が思いつかないけれど、考え方・感じ方が身近だ。先月、ふらにーさんとはじめましてでズームをしたんだけど、気付いたら5時間喋ってた。すごい。
はい。そろそろストップしましょうか。初回からこんなにべらべらべらべらと。「可愛い」と書きすぎて、「可愛い」のゲシュタルト崩壊が起こりそう。
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既にご存知の方も多いかと思いますが、私はnoteで雑談をするのが得意。自分で投げかけて自分で回収する、自分で疑問を出して自分で納得する。深夜にべらべら喋る。先日とある方に「夜中に歩かせたらいちばん」的な褒め言葉(?)をいただき、内心とても喜んだ。お茶は深夜に書いている人、というのが浸透してきたのかも。仕事や生活リズムの関係で投稿時間が深夜になってしまうだけなんだけど、「深夜といえばお茶」のイメージを持ってもらえるのは嬉しい。
普段から雑談系noteの多い私ですが、今日もたのしくお喋りしました。これからも力まずに楽しく書くので(だいたいいつもだけど)、ゆったりとした気持ちで読んでもらえますように。このマガジンの更新頻度は決まっていませんが、次回もお楽しみに。おやすみなさい。